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侍つながりというわけではないですが。

2012 - 09/02 [Sun] - 19:55

映画「るろうに剣心」を観てきました。
もともと佐藤健くんのファンではあるのですが、「龍馬伝」の監督だというのも、観に行った理由の一つで。漫画の実写化というのは結構複雑な気分になるものが多いんですが、でも「龍馬伝」の人が作るなら絶対に画はきれいだろうなと。それならちょっと期待してもいいのかなと。
そしたらば、ええ、期待通りでしたよ! 大変楽しめました。映画としてのツッコミどころは確かにあれこれあるんですが、でもとっても面白かったです。
というわけで、感想でございます。いつものようにネタバレしますよー。

「るろうに剣心」。原作も大体リアルタイムで読んでるし、アニメも割と見てた覚えがあります。
佐藤健くんを剣心役に、というのは、原作者も納得のキャスティングだそうで。確かにこれははまり役。ビジュアル的にもぴったりですし、普段のほややんとした感じと戦闘シーンのかっこよさのギャップがすごくいい。うん、確かに剣心ってこんな人だった気がする! という感じで。
しかし、健くんは本当に可愛いなあ…何ですか、あの雨漏りを受ける茶碗の置き所を見つけたときの満足げな頷きは! その茶碗の置き所は本当にそこでいいんですか、いえいいんですよ貴方がそんなに満足そうに寝直せるんであれば! うーん、可愛い。ガトリング砲を前にして「降参」って出てくるときも可愛かったー。
そんなに可愛いのに、戦闘シーンになるとちゃんとかっこいいのがすごい。そして可哀想なときは本当に可哀想に見える。「龍馬伝」の以蔵役のときもそうでしたが、悲愴感漂う演技が上手いですね。十字傷をつけられたときのエピソードで、人斬った後によろよろと憔悴して歩くシーンの表情が本当に良かったです。そしてやっぱり私、この人の声が好き。舞台で観たときにしみじみ思ったんですが、深みのあるいい声してます。
最近彼が映画の宣伝でテレビに出まくっているので、いちいち録画して追いかけてますよ。可愛いなあ本当(笑)。

薫役の武井咲ちゃんも可愛かったです。顔も可愛いですが、声も可愛い。もう、冒頭近くの「あー、猫ちゃんだっ!」の台詞の言い方が可愛くて可愛くて! 正直、原作の薫とはちょっとイメージが違う気がするんですが、これはこれでありです。とてもヒロインっぽい。そして前髪のあるビジュアルが、普段と違ってて新鮮でした(笑)。前髪あると幼くなりますね。
恵役の蒼井優ちゃんは、なんだかすごく色っぽくなっててびっくりしました。もともと大好きな女優さんなんですが、普段のイメージと違う! ちゃんと恵になってる! 風呂上がりのシーンが本当に色気のある表情をしていて、薫の少女らしさといい感じに対比させてあって。なんかもう「蒼井優ちゃん」じゃなく「蒼井優さん」と呼ばなきゃいけないような気さえしました(笑)。
左之役の青木崇高さんは、キャスティング聞いたときに一番「えっ」と思ってしまった方。「左之って剣心よりかなり若いはずだよなー、何で後藤様(←龍馬伝)なんだろう…」と。でも、実際に劇場で観てみると、これはこれでありだなと。ビジュアルにさほど違和感がなくて。戦い方も、すごくでたらめな感じが喧嘩屋っぽくて、剣心の動き方とちゃんと差をつけてあって、面白かったです。それにしても斬馬刀は本当に実用性のなさそうな武器だ…。
そして江口洋介さん演じる斉藤一がかなりかっこよかったです。実は普段そんなに好きな役者さんじゃないんですが(ごめんなさい)、なんだかものすごくかっこよく見えました。冒頭、戊辰戦争のシーンで、斉藤が歩きながら人を斬ってくシーンがあるんですが、このときの動きが本当に人を斬ってる感じで、すごく良かったです。無造作な感じに歩いてるのに、人を斬るときは刀を持つ手にきちんと力が入ってる感じで。
香川さんの観柳は面白かったですねー。この人の演技はいつ見ても安心できる。大好きです。
吉川さんの刃衛も不気味な感じで良かったですが、それより印象に残ったのは綾野剛くんの外印。そんなに簡単に仮面取るなら最初から仮面つけてなくてもよくないかな、と思いつつ、「仮面取らないと綾野くんだってわからないじゃん!」ということなのでしょうねあれは(笑)。GANTZのときもやたらと印象に残る人でしたが、今回もかなり鮮烈でした。戦闘シーンでのキレぶりがすごかった!

戦闘シーンはどれも本当に素晴らしい出来でした。日本映画でこれだけレベルの高い戦闘シーン撮れるんだなあ。最初の方にある神谷道場でのごろつきとの乱闘で、「おおっ」と目を瞠りました。とにかくかっこいい。観柳の屋敷に殴り込みかけてから先はひたすら戦闘戦闘戦闘なわけですが、もう本当に全編戦闘シーンでもいいよというくらいの出来のよさ。あのスピードでの剣戟は燃えますよ! ガトリング砲避けるのも燃えます! DVD買ってスローで見たいです。

原作っぽさもちょいちょい出しつつ、映画は映画で独自の感じを作っていて、かなり満足度の高い出来だと思います。実写で見たら辛いかなと思ってた「おろ?」などの漫画的台詞も、それほど違和感はなかったですし。もし続編あるなら、最初の案でカットされたという蒼紫も出してほしいですね。その場合のキャストが誰なのか大変気になりますが!(ちょっと実写キャストの想像がつかない…とりあえず美形を!)
そういえば、赤べこの外で剣心が左之と戦うシーン、ものすごーく風景に見覚えがあったんですが、あれって倉敷の大原美術館前のとこじゃないかなあ…橋のあるところ。祖母の家があの近辺だったので、子供の頃は夏冬あの辺で遊んでたんですが、よく似てる…ロケーション協力に倉敷の文字が二か所くらいあった気がするので、たぶんそうなんだろうなあ。自分のよく知ってる景色が映画の中に出てくると、なんだか嬉しくなるのってなぜなのでしょうね?

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プロフィール

水瀬桂子

Author:水瀬桂子
水瀬桂子。
1月21日生まれ。水瓶座のO型。
趣味は観劇、映画鑑賞、読書。旅に出るのも好きです。
おいしいものを食べて、素敵な物語に接していられれば、この上なく幸せです。
三笠書房f-Clan文庫さんより、『妓楼には鍵の姫が住まう-死人視の男-』『妓楼には鍵の姫が住まう-黄泉がえりの人形-』が発売中です。

なお、「水瀬桂子」は「渡瀬桂子」と同一人物です。渡瀬桂子名義の近刊に『少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法』『ある日、月の夜に。-わがままな魔女と人狼の騎士-』(ともに一迅社文庫アイリスさんより)があります。水瀬名義は、f-Clan文庫さんが初めてです。こちらは、より趣味っぽい感じのもの用になりそうな予感…。

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