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伝説が壮絶に…。

2012 - 08/16 [Thu] - 22:56

風邪、まだ微妙に続行中です。
それはともかく、『ダークナイト ライジング』を観てまいりました。
というわけで、以下、感想です。例によってネタバレしますよー。これ絶対予備知識なしで劇場で観た方がいいので、鑑賞予定の方は読んじゃ駄目ですよー。

三部作のラストにふさわしい、見事な映画でした。
ブルース・ウェインがバットマンになる過程を描いた1作目は、「なんかジェダイマスターのもとで忍術修行してる! でも結構面白いなあ」くらいだったのですが、2作目で完全にやられて、そして今回の3作目ですよ。1作目2作目のネタを上手いこと盛り込みつつ、壮大な伝説が壮絶に終わった。ああもう、こういう作品があるから映画館に行くのが楽しくなるのです。

しかし、まさか前作の内容の後、8年間もブルース・ウェインくんが引きこもり生活を送ってたとは…しかも、身も心もぼろぼろ。杖ついてよろよろ歩いてる! 最初、この杖は周囲にそう見せかけるためのフェイクなのかと思ってたんですが、本当にぼろぼろだったよこの人。膝の軟骨が完全になくなってるよ! 他も色々駄目だよ! そんな状態なのに、金属ギプス足につけただけで普通に戦えるようになる貴方が好き(笑)。
バットマンの何がいいかって、もともとは普通の人なところなのです。異星人でもなく、ミュータントでもなく、特殊な蜘蛛さんに刺されたわけでもなく、ただひたすらに鍛え上げた己の体と有り余る金の力によってヒーローになる。金の力はともかく、努力の人なわけです。そんなバットマンが今回、体はぼろぼろだわ、金はなくなるわ、敵は自分より強いわ、執事は出て行っちゃうわでさあ大変。1作目の「まだ僕のこと見捨てない?」と執事に2回も言うブルースぼっちゃまが私は大好きなんですが、出てっちゃったよアルフレッドさん! 馬鹿馬鹿、ぼっちゃまの馬鹿! 泣いてすがって止めなさいよ!(いや、そんなブルースさんは見たくない…)
バットマンを演じているのはクリスチャン・ベール。私、この人がたまに見せるふにゃっとした情けないお顔が好きです(笑)。鬼気迫る表情もいいですが、なんかこう、ふにゃっとした感じにね、あの眉毛がね…可愛いんですよ(笑)。
アルフレッド役のマイケル・ケインさんは、本当に素晴らしい俳優さんですよね。彼がレイチェルの手紙を燃やしたことを涙ながらに告白するシーン、そして彼自身の夢を語るシーンは、かなり泣けました。だからもう、ラストのオチにまた泣かされて。うう、アルフレッドさんよかったねえええ。
そういえば、ブルースくんが奈落から脱走した後、どうやってゴッサムシティに帰ったのかがさっぱりわからなかったんですが、アルフレッドさんがまた自家用機で迎えに来たわけじゃないですよねえ…アルフレッドさんならやってくれる気もしますが。

バットマンが復帰するきっかけとなるキャットウーマンことセリーナ・カイル。彼女が盗んでたネックレスは、1作目の映画にも出てきましたね。前作でヒロインを殺すという暴挙に出たもんだから今作はどうなるのかと思ってたら、セリーナやらミランダやらそれなりに女性キャラが出てきて。女性のアクションシーンが大好きな人間としては、セリーナの活躍には色々スカッとさせていただきました。しかしまあ、スタイルいいなあアン・ハサウェイ…腰、細い! お尻の形きれい! なのに、さほど画面でその辺を強調しないノーラン監督。硬派だなあ。彼女がバットポッドにまたがって、タイヤぐりんぐりん回してターンするところとか、無茶苦茶かっこよかったですよ。
もう一人の女性、ミランダ・テイトを演じたのはマリオン・コティヤール。私、この女優さんは大好きなんですが、ラストのどんでん返しで明かされる真実は、ちょっと「えええ」となってしまいました。例のあの人のお子様だったというのはまあいいんですが、なんかこう、影の同盟でみっちり鍛え上げてもらった人っぽくは見えないというか…戦う姿の想像がつかない。いくらチベット的なお召し物着られても、なんだかなー…。『インセプション』のモルみたいに、ふらりと現れてはかき回していく悪女とかならイメージに合うんですけどね。

今回の悪役は、トム・ハーディー演じるベイン。でかい! 強い! なのに理知的! 素敵!
でも、やっぱり前作のジョーカーと比べてしまうんですよねえ…彼と比べると、意外と普通の悪役さんだった気が。
「ベインくん チャームポイント:モルヒネ注入マスク 特徴:とにかく強い」「ジョーカーさん チャームポイント:裂けた口とピエロメイク 特徴:何するかわからない」…うん、やっぱりジョーカーさんが凄すぎたんだ。存在自体がショッキングだったんだ。何しろナース服まで着ちゃうような人だもの。
ベインくんは実は愛に生きる人で、意外と人間的。セリーナにバットポッドでどかんと吹っ飛ばされたのが最期だなんて! いや確かに肉弾戦じゃ勝てないですけどね、素手で柱を砕ける男ですからね奴は!

ゲイリー・オールドマン演じるゴードン、モーガン・フリーマン演じるフォックスと、とにかくこの映画は大好きな役者さんが魅力的な役を演じてるもので、それを観ているだけでもかなり幸せでした。ゴードン、1作目と比べると年取ったなあ…それでもかなり頑張ってアクションしてましたね。トラックに飛び乗ったり。爆弾抱えて去ろうとするバットマンに正体を教えてと迫ったゴードンに向かって、バットマンが「ヒーローはどこにでもいる。両親を殺された少年の肩にコートをかけて、『世界の終わりじゃない』と教えてくれるような人がヒーローだ」っていう感じのことを言うシーンがあるんですが、あのシーンはなんだかすごくじーんとなりました。そうかあ、ブルースくんにとって、あのときのゴードンさんは間違いなくヒーローだったんだ。だからバットマンになったとき、最初に協力を求めた相手がゴードンさんだったんですね。
フォックスさんは、なんかもう「この人がいれば大丈夫」的な安心キャラ。金がなくてもフォックスさんがいれば、素敵科学でなんとかしてくれる。アルフレッドさんがブルースくんが生きるためのサポートをする人なら、フォックスさんはバットマンが生きるためのサポート役。ブルースくんが己を捨ててバットマンとしての生を選んでしまうと、アルフレッドさんは確かに悲しい気持ちになりますよね…。

そして忘れてはならないのが、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット演じるブレイクくん。『インセプション』で「やべえ、こいつらどーやって『落とそう』か…」と一人で一生懸命頑張ってた姿が今でも忘れられないレヴィットくん。バットマンが使い物にならない間、そしてゴードンさんが入院してる間、彼が一人で獅子奮迅の働きを見せていたような。バットマン復帰後も頑張る頑張る! すごい頑張りようだと思ったら、そうですかロビンでしたか!あのラストにはとても納得がいきました。うん、彼にならゴッサムシティまかせてもいい気がする!

あと、私はキリアン・マーフィーさんのことも大好きなので、ドクター・クレインが今回また出てくれたのがかなり嬉しかったです。何ですかあのひどすぎる裁判は(笑)。無茶苦茶楽しそうでしたよ。

ラストまで見て、ツッコミどころはあれど大満足して、「ああ、終わっちゃったなあ」と思いました。思いのほかハッピーエンドでちょっと驚きましたが、そこがまた良い。いいラストでした。
さて、ビギンズからもう一回観直さなくちゃ!

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プロフィール

水瀬桂子

Author:水瀬桂子
水瀬桂子。
1月21日生まれ。水瓶座のO型。
趣味は観劇、映画鑑賞、読書。旅に出るのも好きです。
おいしいものを食べて、素敵な物語に接していられれば、この上なく幸せです。
三笠書房f-Clan文庫さんより、『妓楼には鍵の姫が住まう-死人視の男-』『妓楼には鍵の姫が住まう-黄泉がえりの人形-』が発売中です。

なお、「水瀬桂子」は「渡瀬桂子」と同一人物です。渡瀬桂子名義の近刊に『少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法』『ある日、月の夜に。-わがままな魔女と人狼の騎士-』(ともに一迅社文庫アイリスさんより)があります。水瀬名義は、f-Clan文庫さんが初めてです。こちらは、より趣味っぽい感じのもの用になりそうな予感…。

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