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観劇はしごその2。

2012 - 07/01 [Sun] - 01:23

地味に思い出し落ち込み状態になってたら、実際の観劇日から間があいてしまいましたよ。
忘れる前に書きとめよう! そしてあの日を永遠に!!
なんて尊い志ではなく、単なる備忘録的なものなのですが、観劇はしごその2です。帝劇『エリザベート』!

ええと、観に行ったのは6/23(土)でした。なので、キャストは、エリザベート:瀬奈じゅんさん、死の帝王トート閣下:山口祐一郎さん、フランツ・ヨーゼフ:岡田浩暉さん、青年ルドルフ:古川雄大くんでした。
物語の内容は、まあ有名といえば有名なので今更かもしれませんが、オーストリア皇后エリザベートの生涯について、その暗殺者だったルキーニの視点から描いたものでございます。
幼い頃に木から落ちて死ぬはずだったエリザベートことシシィ。けれど、死の帝王にその美しさを愛され、命を戻されるのです。お前の命を奪うよりも生きたお前に愛されたい、と。ロリコンなんて言ってはいけません、トート閣下は命も時間も超越した存在なのです。だがしかし、姉のお見合いについていったシシィちゃんは、姉の見合い相手の若き皇帝フランツ・ヨーゼフに見初められ、そのまま結婚。「お前に愛されたい、どこまでも追いかけていこう」とシシィちゃんを見守り続けていたトート閣下からすれば、大変面白くない事態です。シシィを巡って皇帝陛下と争う気満々で、結婚式にも乗り込んできます。ストーカーなんて言ってはいけません。トート閣下は熱く冷たい情熱を秘めた方なのです。トート閣下の気分を盛り上げるトートダンサー達もやる気満々です。
だがしかし、ひたすらに自由に自分らしく生きることを望むシシィは、皇帝のお嫁さんとしての生活も、死への誘いも突っぱねます。お姑さんとも真っ向から争い、その美しさを武器に己の地位を確立。けれど彼女に幸せが訪れることはなく、やがて歴史の流れは容赦なくハプスブルクの滅亡の足音を響かせ始めるのです。

ゴージャスなセットと衣装、見事なコーラス、素晴らしいダンサー達、『エリザベート』は「これぞミュージカル!」と思わせてくれる舞台の一つだと思います。大好きです。2010年の公演の際にも、観に行きました。
山口祐一郎さんのトート閣下は、さすがというよりほかはありません。なんとなくいつも山口さんのことを山口閣下と呼びたくなってしまうのは、たぶんトートのイメージが強いから。ただ、残念ながら、私が観た回はだいぶ喉が厳しいことになっていたご様子で…最初の方の「愛と死の輪舞」で、声が! 聞いた瞬間、「んっ!?」と思ってしまうくらい、声がやばいことに!! 上手いことごまかして歌ってはいらっしゃいましたが、いつもと違うー…。東京千秋楽が近かったからでしょうか。うーん、本当に残念。でも、そんな状態でも「最後のダンス」は素晴らしい声量で、おおおさすがーっという感じでした。皇帝に最後通告をしたシシィを慰めついでに誘いに来るシーンでは、シシィにふられて持ってた羽ペンを投げ捨てる様が秀逸。投げ捨てられた羽ペンが、ぐさっと床に突き刺さる! 少年ルドルフに会いに来るシーンは、2年前の公演とはちょっと演出が変わってましたね。確か2年前はルドルフが背を向けたときに剣で狙いをつけていたように思いますが、今回はおもちゃの銃を使ってました。やっぱり公演によって細かいところが変わるんだなあ…これだからつい毎回観たくなるのですよ。
シシィの瀬奈じゅんさんは、かなり安定したお声だったと思います。2年前のときも瀬奈さんのシシィを観ていますが、そのときよりもずっと安定してました。前はなぜだか常に半音ずれてるような感じがしていたのですが、今年のシシィは素晴らしい! 少女時代の幼く可愛らしい声と表情から、成熟した大人の女性、そして年を取ってからの低く沈んだ声まで、見事に使い分けていらっしゃいました。そして美しい。一幕ラストとカーテンコールでの真っ白なドレス姿が、輝かんばかりでしたよ。
そして青年ルドルフの古川くん。スタイルいいなあ、この人…今年はルドルフ役は総取っ替えだったようですね。ルドルフが死ぬマイヤーリンクのシーンが私大好きなんですが、このシーンを見る度にいつも疑問なのが、ルドルフがトートダンサー達に服を脱がされるところ。いや、上着だけですけど。でも、最初に見たときは「なぜ剥くっ!?」とかなりぎょっとした覚えが。そして、シャツ一枚の状態で、半裸のトートダンサーに翻弄されるルドルフ。古川くんは本当にスタイルがいいので、バレエスタイルで翻弄される姿もなかなかに美しい。そんでもって、トート閣下の死の接吻の場面になるわけですが…毎回、このときの客席の緊張感がものすごい(笑)。観客全員、息を詰めてトート閣下がルドルフにキスするシーンを見守ってる感じで。しかし、ルドルフは本当に不憫な子ですよねー…ママに愛されたかっただけだし、彼なりに国の未来を憂いてもいたのに。死の接吻を受けた彼が拳銃で頭を撃ち抜く際の銃声は、毎回胸に突き刺さるようですよ。
ルキーニ役の髙嶋政宏さんも、素晴らしかったです。狂言回し的に、あるときはシシィの家の従者に、あるときは宮廷の召使に、あるときはカフェの給仕に…と様々な場面に現れては物語をまわしていく。軽やかで、魅力的で、存在感があって。私、このルキーニ役の高嶋さんをかなり愛してます(笑)。クライマックス、トート閣下からシシィを殺すためのナイフを渡されたルキーニが、ナイフをべろりと舐めるシーンが好きです。舌が緑! 2年前は青かった気がするけど!

帝劇はコーラスの質が高くて良いですよね。『エリザベート』は大好きなのでCDも持ってるんですが(しかも山口さん版と内野さん版両方。実はウィーン版も持ってます…)、「不幸の始まり」や「悪夢」、そして「ミルク」はやはり舞台で見てこそですね。
あと、忘れてはならないのが、トートダンサー達。身体能力高い…! トート閣下やシシィに集中していたいのに、トートダンサー達がその周りでちょっとびっくりするような動き方をしていたりするものだから、ついついそっちに目が行ってしまう(笑)。あ、でも、今回は、革命家の人を逃がすときの身代わりが、セットの上階からポールを伝って降りてきたのがちょっとばかり残念でした。前回は、すたーんと飛び降りてたのに! あれがすごくかっこよかったのに!! 

カーテンコールは、楽日が近いせいか、かなりサービスしてくださいました。結局何回出てきたんだろう? いつまで経っても拍手が鳴りやまないので、山口さんと瀬奈さんが何度も出てきてくれました。で、色々やってくれる(笑)。山口さんが瀬奈さんの手を取って跪いたり、瀬奈さんがお返しに同じポーズをとったり、山口さんが瀬奈さんの手に口づけたり!! この手への口づけの後、山口さんが客席に向かって「やってやったぜ」的に親指を立てたのが、なんだかすごく可愛かったです(笑)。

本当は他キャストの回も観たかったのですが、ちょっと今回は時間がなくて、山口閣下のみ鑑賞となりました。やっぱりキャストが変わるだけで、かなり雰囲気も変わりますからね…また次の公演もチケット確保に燃えるんだろうなあ(笑)。次はどなたが新トートに抜擢されるのでしょう。楽しみです。
でも、叶うものならば、もう一度城田優くんにトート閣下を演じていただきたいものです。少女マンガが3Dになった!! というビジュアルで、忘れがたい美しさでしたから。超然とした雰囲気で、体温なさそうで、まさに死の帝王。歌声も素晴らしくて、城田くんがUとして歌手デビューしたときにはかなり嬉しかったです。実はライブも行きました去年(笑)。当時私、城田くんのオールナイトニッポンを聴いてて(きっかけは魂ラジに彼がゲストで来たときに披露した歌声に惚れたからでしたが)、「そっかー、トート役やるんだー。浦井くんルドルフ役やるし、チケット取ろうかな」と観に行ったらはまるはまる(笑)。お願いだからもう一回、トート役やってくださいー! 絶対チケット取るからー!!

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プロフィール

水瀬桂子

Author:水瀬桂子
水瀬桂子。
1月21日生まれ。水瓶座のO型。
趣味は観劇、映画鑑賞、読書。旅に出るのも好きです。
おいしいものを食べて、素敵な物語に接していられれば、この上なく幸せです。
三笠書房f-Clan文庫さんより、『妓楼には鍵の姫が住まう-死人視の男-』『妓楼には鍵の姫が住まう-黄泉がえりの人形-』が発売中です。

なお、「水瀬桂子」は「渡瀬桂子」と同一人物です。渡瀬桂子名義の近刊に『少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法』『ある日、月の夜に。-わがままな魔女と人狼の騎士-』(ともに一迅社文庫アイリスさんより)があります。水瀬名義は、f-Clan文庫さんが初めてです。こちらは、より趣味っぽい感じのもの用になりそうな予感…。

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