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ろみじゅりー。

2012 - 05/20 [Sun] - 15:41

佐藤健くんと石原さとみちゃんが主演してる「ロミオ&ジュリエット」を観てまいりました。赤坂ACTシアターにて。
というわけで、感想でございます。いつものことですが、ネタバレしますよ!

さて、シェークスピアでございます。お話は、まあ、大抵皆知ってるあれでございます。去年、城田優くんと山崎育三郎くんをWキャストでロミオ役に据えたミュージカル版を観まして、その流れで今回もチケットをとった気がします(…実は、ロミジュリのストーリー自体はそんなに好きじゃなかったりするのですが…生き急ぎすぎなんだお前ら!という感じで)。なので、どうしてもミュージカル版と比べながら観てしまったような。
ミュージカル版は、スマートフォンやらフェイスブックやらが出てくる不思議現代ミックスなヴェローナを舞台にしていました。衣装もちょっと不思議な、ドレスあり現代風ありな感じで。
今回のストレートプレイ版では、衣装はとても現代風。冒頭の若者たちのストリートファイトは、革ジャンだったせいか、ウエスト・サイド・ストーリーの音楽が「たーららーらー♪」と頭の中で鳴り響いてしまいましたよ(笑)。舞台美術は…うーん、東洋と西洋を混ぜた感じで作ったそうなのですが、何と言いますか奇妙な感じになってました。冒頭から何度か使われる竜と獅子を描いた背景画とか…いや、確かにモンタギュー家の紋章はドラゴンでキャピュレットは獅子なんですけど…なんかストリートアートみたいでしたね。キャピュレット家の舞踏会での、あの真っ赤な壁に巨大な鬼の面も…うーん、どうなのでしょう。
あと、ミュージカル版では、「死」を象徴するダンサーが、舞台上の人々には見えないものとして存在していましたが、今回の舞台では「愛」を象徴するかのようなシンガーの方が、白い衣装を着て存在していました。「死」のダンサーはミュージカル冒頭からものすごい存在感で目が離せなかったのですが、今回のシンガーの方は、割といきなり舞台上に出てきたりするので、少々戸惑ってしまいました。でも、素晴らしいお声でした。

今回のロミジュリは、舞台よりはテレビでよく見る役者さんを多く起用したものとなっていました。普段舞台ではあまり見られない人達を生で見られて、それだけでもかなりお得感があります。
佐藤健くんは今回が初舞台だそうですが、シェークスピアの難解でまわりくどい台詞をきれいに話していて、とても聞き取りやすかったです。実は私、健くんかなり好きなのです(笑)。最初に認識したのはドラマの「ブラッディ・マンデイ」で、その後色んなドラマで見かける度に好きになりました。三浦春馬くんとニューヨークやボルネオに行ってるDVDはかなりオススメですよー。
健くんは声がとても良いですね。舞台での声を聞きながらしみじみ思ったのですが、甘い感じで、でも深みがあって、大変耳に心地よいです。キャラづけとしては、気難しいところもありつつ、やっぱり現代風の若者という感じでしょうか。ジュリエットと恋に落ちた後のほわんほわんぶりは、そりゃもう可愛かったです。舞台上をてててーっと駆け回ったり、例のバルコニーのシーン(まあ、今回はバルコニーというよりほとんど渡り廊下になってましたが…ちょっと長すぎませんかあれ)でジュリエットと会話した後に「しあわせだあああ…!」と叫んでごろごろしたり。ロレンス神父のところに駆け込んで、ものすごい笑顔で「僕達、今日結婚式を挙げたいんです!」と叫んだり。そりゃあ神父様も「ええっ、今日!?」と驚きますよ。だから生き急ぎすぎなんだってば!!
ジュリエットの死を知らされた後の演技も、虚無的な狂気を感じさせて、とても素晴らしかったです。身のこなしの軽さも素敵でした。ジュリエットの家の塀を軽々上って越えるシーンは、「おおっ!」と目を瞠りましたよ。

ジュリエット役の石原さとみちゃんは、ここ数年ぐんぐん綺麗に可愛くなってるような気がいたします。もう、ジュリエットの可愛いこと可愛いこと。きらきらしてる。若干早口すぎて台詞が聞き取れない部分もなくはなかったのですが、あれだけ難しい台詞をさえずるように可愛く話せるのはすごいと思います。キャラづけは、ロミオよりもほわんほわんしてる。ほわんほわんしすぎてて、ロミオでさえたまにタイミングを狂わされる感じ(笑)。それでいながら、ふっと重さや狂気を感じさせるのがすごい。バルコニーのシーンの、愛を小鳥にたとえるシーンで、「大事にしすぎて殺したらどうしよう」と呟くシーンとか。ロミオの追放を知った後の演技とか。毒を飲むシーンとか。いい女優さんだし、これから先がもっと楽しみな女優さんだと思います。

舞台に出てきた瞬間に「あ、かっこいいな」と思ったのはティボルト役の賀来賢人くん。お顔立ちが端正で。割と早く死んでしまって出番が終わりになってしまうのが悲しかった…ミュージカル版ほどティボルトはクローズアップされてないのですね、今回。
マキューシオの菅田将暉くんは、普段の彼の髪型と違いすぎて、一瞬誰かわからなかった…金髪のかつら。ミュージカル版では石井一彰さん演じるかなり危なくてあやしくて魅力的なマキューシオになっていたのですが、今回のマキューシオは普通にお馬鹿で可愛い。だからこそ、彼が両家の争いに巻き込まれて死ぬことが悲劇に見えるのかもしれません。
パリス役の姜暢雄さんは、とっても貴族で紳士なパリスになっていました。パリスの性格づけはものによって様々らしくて、ミュージカル版のパリスはとてつもない馬鹿でしたが(笑)。でも、今回のパリスなら、別にそんなに嫌わなくてもいいんじゃないかな…「あの方を見るとヒキガエルを見てるような気分になるの!」はいくらなんでもひどいですよジュリエット!背も高くて顔も良くて優しくて金も地位もあって愛してくれる旦那様。私が乳母なら、ロミオじゃなくパリスにしとけと力強く薦めます。パリス様、巻き添え食って殺されちゃって可哀想…ジュリエットにお花供えに来ただけなのに。
ロレンス神父役は、橋本さとしさん。この方は、やっぱり舞台で見るとすごく華があるので、出てくると必ず目が行きます。佇まいが美しくて、でもコミカルな演技も得意な方で。

乳母役のキムラ緑子さんは、大変面白かったです。舞台でテレビで映画でよくお見かけする女優さん。今テレビで「グレーテルのかまど」のかまどの声もやってますよね(笑)。どこまでがアドリブなのかなーと思わせるくらい笑わせてくれる、今回の乳母役。とにかく喋る喋る。それなのにとても台詞が聞き取りやすい。リンゴを口にくわえるシーンがとても好きです(笑)。あと、ジュリエットにマッサージをさせるシーン。
心に残る乳母の名言は「女が転ぶときは常に仰向けで」です。どういう意味かは、舞台を見た人にだけわかる…まあ、下ネタですしね(笑)。

今年の秋には、フランス版のミュージカル「ロミオ&ジュリエット」が上演されます。チケットはもう押さえてあります! ロミジュリのお話好きじゃないと言いつつ、なんかロミジュリ漬けだなあ…。
来週末は堤真一さん主演の「シダの群れ」を観に行きます。そして来月は新感線とエリザベート…すみません、しばらくはこのブログ、観劇ブログと化すかもしれません…。芝居のチケットって、何か月も前にとってしまうので、気づけば観劇のスケジュールに追われてしまったりすることがあります(笑)。その他の予定を観劇のスケジュールに合わせるしかなくなったりして。多少忙しくてあうあういってても、劇場には行くのですよ!インフルエンザじゃない限り!(あああ、海盗セブン観たかった…)

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プロフィール

水瀬桂子

Author:水瀬桂子
水瀬桂子。
1月21日生まれ。水瓶座のO型。
趣味は観劇、映画鑑賞、読書。旅に出るのも好きです。
おいしいものを食べて、素敵な物語に接していられれば、この上なく幸せです。
三笠書房f-Clan文庫さんより、『妓楼には鍵の姫が住まう-死人視の男-』『妓楼には鍵の姫が住まう-黄泉がえりの人形-』が発売中です。

なお、「水瀬桂子」は「渡瀬桂子」と同一人物です。渡瀬桂子名義の近刊に『少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法』『ある日、月の夜に。-わがままな魔女と人狼の騎士-』(ともに一迅社文庫アイリスさんより)があります。水瀬名義は、f-Clan文庫さんが初めてです。こちらは、より趣味っぽい感じのもの用になりそうな予感…。

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