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誠二くん15歳、初めて吉原に来ました(あとがき)

2012 - 04/10 [Tue] - 23:20

小話にもあとがきってつけていいものなのでしょうかね?
そのあたりの作法がいまいちわかっていないのですが、なんとなくつけてみました。あとがき。
微妙に2巻のネタバレが入ってしまったので、2巻をすでに読んだという方は、追記からどうぞ。

誠二くん15歳。意外と書いてて楽しかったです。その1の御隠居目線も、その2以降の誠二目線も。まあ何しろ小話なので、特にオチもないぐだぐだしたお話なのですが。
この頃の誠二は、2巻と比べるとずっとやさぐれてて、でも1巻に比べると、まだ幼い分ちょっと可愛い感じです。女郎さんとの初会の前にうっかり春画とか思い浮かべてじたばたする少年。その辺は普通に男の子だったのですね、この人も。
誠二は母親似という設定なので、どちらかといえば女顔な人なのだと思います。なので、15歳くらいの頃は、実際かなり可愛かったのではないかなと。そんな妄想をしながら書きました(笑)。手足もまだ細っこくて、背もそんなに高くなかったはず。ちなみに本編の18歳の誠二は、周りにいるのが背の高い人ばっかりなので(父親も兄貴も十夜も、当時の日本人にしては長身の設定です)、なんとなくいつも見下ろされてる感じで可哀想でしたね(笑)。紅羽と翡翠丸は小柄。吉蔵は、たぶん誠二よりは低いと思います。
18歳の誠二は、細身で中背なイメージがあります。高からず低からずな身長。…ということは、たぶん私、ヒールはいて横に並んだら、目線そう変わらないんだろうな…想像するとなんか嫌ですね(笑)。

この小話の後くらいから、誠二はご隠居を真似て髪をのばし、着物も派手になっていきます。良くも悪くも、ご隠居の影響は誠二にとってかなり大きかったようです。ご隠居は男女問わずモテそうな、人たらしな爺のイメージです。この人がいなかったら、18歳になる前に誠二は完全に壊れてたような気がします。それこそ、その辺の路地裏で誰かに刺されて、でも痛くないから刺されたことにも気づかないままのたれ死んでたかもしれません。ご隠居は本当に悪い大人ですが、このくらい面倒見のいい人が誠二には必要だったのではないかと思います。

誠二はこの後、割と早いうちに裏を返しに夕月のところへ行き、それ以来吉原で遊ぶようになります。
夕月は、結局誠二の本気の相手にはなれなかったわけですが、それでもやっぱり誠二にとってはかなり特別な女性だったのではないかなと。たぶん夕月以外が最初の相手になってたら、誠二は吉原に居着くようにはならなかったんじゃないかなと思います。初会のときの女郎さんの態度というのは、普通はかなりそっけないものだったらしいですし。
ちなみに、夕月が身請けされた後、誠二が敵娼に選んだ白峯は、夕月とは全く別のタイプの女郎だったわけですが。何で誠二が彼女を選んだかといえば、たぶん本当に適当だったのだと思います。単にその場で一番美人だったからとか、たまたま目が合ったからとか。うん、やっぱりひどい男だ誠二(笑)。

この小話の頃、紅羽さんはもうお上の命を受けて仕事をしています。十夜を引き取ったくらい…かな? たぶん15歳の誠二が松川屋の天井裏を覗いたら、かなりホラーな眺めが広がっていたのではないかと思います。まだ朧に手足作ってもらう前の十夜さんが寝てたりして。軽くトラウマになりそうですね。

夕月とこんな風に始めてしまったから、一巻当時の誠二はあんな感じだったわけで。
そんな誠二が、一巻を経て二巻であれだけ丸くなったのは、書いた私も結構びっくりでした。本当に穏やかになって…何やら母の気分で誠二を見たくなってしまいますよ(笑)。

というわけで、誠二くんビフォーアフター、少しでも楽しんでいただけたなら、幸いです。

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プロフィール

水瀬桂子

Author:水瀬桂子
水瀬桂子。
1月21日生まれ。水瓶座のO型。
趣味は観劇、映画鑑賞、読書。旅に出るのも好きです。
おいしいものを食べて、素敵な物語に接していられれば、この上なく幸せです。
三笠書房f-Clan文庫さんより、『妓楼には鍵の姫が住まう-死人視の男-』『妓楼には鍵の姫が住まう-黄泉がえりの人形-』が発売中です。

なお、「水瀬桂子」は「渡瀬桂子」と同一人物です。渡瀬桂子名義の近刊に『少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法』『ある日、月の夜に。-わがままな魔女と人狼の騎士-』(ともに一迅社文庫アイリスさんより)があります。水瀬名義は、f-Clan文庫さんが初めてです。こちらは、より趣味っぽい感じのもの用になりそうな予感…。

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