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井上トート!

2015 - 08/03 [Mon] - 01:35

暑いですね本当に!! 先日、今年初めてのかき氷を食べました。今年初めてというか、数年ぶり。天然氷のかき氷でした。テレビで「天然氷だと、頭がきーんとならない」と言っていたのですが、本当でした! でも、頭はきーんとならなかったんですが、ちょっと急いで食べたせいか、肺腑のあたりが一気に冷えて咳が出て、背中が痛くてここしばらくため込んだ肩こりにまできいてきて…「つめたーい甘ーい美味しーいうおおお痛いいいい!」となりましたとさ。馬鹿ですね!

それはともかく、ミュージカル「エリザベート」井上芳雄トートの回を観てきました。他キャストは、エリザベート:蘭乃はな、フランツ・ヨーゼフ:佐藤隆紀、ルドルフ:京本大我、ゾフィー:剣幸、ルキーニ:尾上松也。実は今回、最前列での観劇でした。チケットとったときは「きゃー♡」となりましたが、実際最前列で観てみると、なんて心臓に悪い…割とルキーニやトートの立ち位置の正面になることが多かったもので、その度に「きゃー♡」ではなく「ぎゃー!!」という気分になりましたよ。近い! 近すぎる! なんでしょうね、なんかもうオーラが凄すぎて、もはや物理的な圧迫感すらあった気が。これがスターと一般人の差か! 
いやでも、やっぱり最前列って表情も衣装もものすごーくよく見えて素晴らしい。トートダンサーの背中、肋骨と背骨が書かれてたんですねえ…で、肌に直書き(シールでも貼ってるのかと)なのかと思ってたら、うすーい透明なシャツを衣装の下に着てて、それに骨が書かれてるんですね。トート様の胸の羽も同じで。まあ、書いたりシール貼ったりしてたら、毎回大変ですものね。
あと、舞台セットの棺、シーンによってはかなり間があいてるんですね! 棺の上で芝居するシーン、ゾフィー様や女官たちがあんな裾の長いドレスなのにひょいひょい棺を渡っていくのがすごいなあと。だって、ほとんど足元見てないんですよ。で、井上トート様が棺の上を渡るシーンを見てたら、彼はじーっと己の足元を確認してるのがわかって、なんだか微笑ましくなりました(笑)。

蘭乃はなちゃんのシシィは、相変わらず間近で観ても少女時代の可愛らしさがハンパない。拗ねたときに唇を突き出す様が可愛いなあと思ってたら、お父さんのマックス公爵も同じ表情してて、「親子だ!」と思いました。ルドルフが「僕はママの鏡だから」を歌うときのシシィの表情は、滅茶苦茶倦み疲れた感じですごかった…このママ、息子の話聞いてあげる気がまるでない! おかげでルドルフが可哀想すぎて泣ける! 少女時代から大人へ、そして年を取って疲れていくシシィの様子が、歌声だけじゃなく表情にもこれだけはっきり出てたんだなあと、最前列の特権をフルに活かして観察してきました。でもはなちゃん、喉がかなり限界っぽい…何度か「がんばってー!」と心の中で声援を送りました。公演はまだ続くので、なんとか頑張っていただきたい…シシィ、ほぼ出ずっぱりだから大変だとは思うんですが。
そして井上トート。アイメイクばっちりのせいもあるんですが、目力がものすごい!! しかも、時々くわっと目を見開く!! 近距離からのその目力に圧倒されて、しかもあの素晴らしすぎる歌声ですよ。ばーんとこちらの心臓をぶっ叩きにきますよ何もかもが! ああ幸せ。この人のトートを観られて本当に幸せ。それにしてもやっぱり城田トートとはかなり違いますね。城田トートの化け物っぽさは井上トートではあまり感じられず、でも自他ともに認めるドSと品の良さが全身から噴き出て立ってるだけで「黄泉の国の帝王!!」「トート閣下!!」「イエッサー!!」と呼びかけたくなる感じに。城田トートの得体の知れない怖さに比べると、もうちょっと人間寄りな気がしました。しかし、嘲笑する顔の似合う人だなあ(笑)。井上トートの表情の変化もばっちり観察させていただいたんですが、終始クールを装ってるくせに、エリザベートの体操室で「それがいい、エリザベート!」ってマントを脱ぐシーンは滅茶苦茶嬉しそうな笑顔でしたね(笑)。そしてシシィにふられて、ちょっとしょげてる感じが可愛い。でもその後、優雅に一礼してみせるのが素敵。あと私、ルドルフのお葬式の後にシシィがトートに「もう連れていって」と訴えて、トートがシシィに「まだだ! お前はまだ俺を愛してはいない!」と言うシーンで、これまでずっと「えー、ここで焦らし? トート様意地悪ー!」と思ってたんですが、今回トートの表情の変化を見てたら、本当にシシィが自分を愛してないことに気づいて断ってるんだなと初めて気づきました。最初は嬉しそうにシシィを迎え入れようとしてるのに、ふっとその顔が強張るんですよ。「…あ」という感じに。うわごめんトート様、貴方なりにあの瞬間傷ついてたのね! まだ心から愛されてないって気づいちゃったのね! 意地悪とか思っててごめんなさい! そして、シシィがルキーニに殺されて、本当に彼女を迎え入れるときのトートの表情がまたすごかった…少女時代に戻ったかのような純粋な表情のシシィにぎゅっと抱きつかれた瞬間、虚をつかれたとでもいうように一瞬茫然とするトート様! 何その顔ずるい!! 今までさんざん机に押し倒したり壁ドンしたりしてたくせに、ひどくおずおずとシシィの背中に回す手、確かめるように抱きしめるその腕、何なのそのキャラ作り!! ずるすぎる、さらに惚れてしまうではないですかー!! …こういう細やかな芝居に弱いのです、私。あああ、やっぱりこの人のトート観られて幸せだなあ。
表情の変化といえば、ルドルフが死ぬシーンのトートの表情も良かったですね。彼が死ぬように仕向けたのはトートなのに、ルドルフにキスした後は、彼に背を向けてその死の瞬間を見つめようとしない。それどころか目すら閉じてて、ちょっと辛そうにすら見える。ああ、そういえばトートはルドルフに対して自分のことを「友達だ」と言ってたよなあと…利用して陥れつつも、トートなりにルドルフを憐れんで「死にたいのか」という台詞を言ったように見えて、なんだかこの瞬間のトートがとても愛おしかったですよ。

ゾフィー役の剣幸さんは今回初めて観る方だったんですが、美しい方ですね! 「強く厳しく冷酷に冷静に」の歌い方が独特で、おおっと思いました。これぞ間違いなくゾフィー様という感じ。はまり役ですね!
尾上松也くんのルキーニは、育三郎くんに比べると先代ルキーニの高嶋さんに近い役作りのように見えました。でもさすがの存在感!! にやりと笑う様がすごく好き。歌はやっぱり育三郎くんの方が好きなんですが、松也ルキーニのパワフルな感じもいいですね。「キッチュ」の歌の途中で「お可哀想」とか「騙されんなよ!」と台詞を差し挟むところの言い方も好きです。ところで小鳥ちゃんはやっぱりルキーニの手には戻ってこなかったんですが、あれはもうそういうものなのでしょうか? えいっと投げたらカーブ描いてセットの陰に落ちて、「…ちょっとお待ちを」とルキーニがしゃがみこんで探してましたよ(笑)。シシィ暗殺シーンのルキーニは、やっぱり旧演出よりもこっちの方がいいですね。ナイフを手にシシィのところに向かうルキーニにフランツが詰め寄ろうとして、ルキーニがそれを突き飛ばすところの表情がすごくいい。ただ冷たいだけじゃなくて、焦りとか葛藤とか狂気とかが入り交じってて。
京本大我くんのルドルフは、キャストが発表されたときには「ミュージカルで歌える人なのかな?」とちょっと不安だったんですが、杞憂でしたね! ルドルフ皇太子を繊細な演技で見事に演じてました。でも、トート閣下に迫られて「…やっ」と逃げる演技は京本ルドルフにはないのですね(笑)。京本ルドルフもいい感じに繊細でか弱い感じではあったんですが、古川ルドルフのか弱さはもっとすごかった気が(笑)。京本ルドルフは、マイヤーリンクのときの表情がすごくいいですね。トートダンサーに翻弄されて、トートに最初に拳銃を見せられた瞬間は「ひっ」と怯えるのに、その後で狂気に駆られたような目をしてむしゃぶりつくような激しさでトートの持つ拳銃に飛びつく。そして自らトートにキスをした後の、嬉しそうな、解放されたような表情!! ここ本当に素晴らしかった…そしてそれを見つめずに目を閉じる井上トート。良かったなあ、このシーン。

エポスカード会員貸切の日だったので、終演後は特別カーテンコールとして、トート閣下とシシィからご挨拶がありました。無駄に美声で「エポスカードとは…マルイのカードですね」というトート様が面白かったです。「黄泉の国にもマルイはありまして、ちょうど今着ているこのコートは、黄泉の国のマルイ メンで買いました」と平然と語るトート様…トートダンサー引き連れてマルイでお買い物してそうで笑える(笑)。シシィの衣装は売ってないけど美容グッズくらいなら売ってるかもしれないから帰るときにはマルイでお買い物をするがよいと言われました。イチゴムースのパック…ごめんなさい、それ、パックにするより普通に食べたいです私…。

今回のエリザベートはCD化されるそうで、とても楽しみです。しかもハイライトじゃない! でもDVDも出してくれていいんですよ東宝さん!!

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プロフィール

水瀬桂子

Author:水瀬桂子
水瀬桂子。
1月21日生まれ。水瓶座のO型。
趣味は観劇、映画鑑賞、読書。旅に出るのも好きです。
おいしいものを食べて、素敵な物語に接していられれば、この上なく幸せです。
三笠書房f-Clan文庫さんより、『妓楼には鍵の姫が住まう-死人視の男-』『妓楼には鍵の姫が住まう-黄泉がえりの人形-』が発売中です。

なお、「水瀬桂子」は「渡瀬桂子」と同一人物です。渡瀬桂子名義の近刊に『少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法』『ある日、月の夜に。-わがままな魔女と人狼の騎士-』(ともに一迅社文庫アイリスさんより)があります。水瀬名義は、f-Clan文庫さんが初めてです。こちらは、より趣味っぽい感じのもの用になりそうな予感…。

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