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えりーざべーと!

2015 - 07/06 [Mon] - 00:38

帝劇で絶賛上演中のミュージカル「エリザベート」を観てきました。今回から新演出となり、衣装コンセプトも舞台美術も一新! キャストも一気に若返り、楽曲や台詞にもちらちら変化が。どうなるのかなと楽しみにしていたのですが、すっごく良かった!! 東宝さん、これ絶対CDにしないと駄目!! ていうかDVDにしましょう!! チケットがあれだけ売れてるならDVDも売れますよ!!
というわけで感想です。ちなみに今回観たキャストは、エリザベート:蘭乃はな、トート:城田優、フランツ・ヨーゼフ:佐藤隆紀、ルドルフ:古川雄大、ゾフィー:香寿たつき、ルキーニ:山崎育三郎。皆様素晴らしかった!!

あらすじは、以前観たときのブログで書いたので、今回は省略します。
いやもう、新演出かっこいい! 舞台セットがまず素敵。舞台上にどんどんどーんと置かれた巨大な三つの棺、廃墟のような不安定さを感じさせる柱、そしてあちこちに散りばめられた羽のモチーフ。エリザベート暗殺の犯人であるルキーニが事件の真相を語るために死者たちを棺から呼び出し、ゾンビのような姿の彼らが「我ら息絶えし者ども」を歌い出した瞬間、ちょっとうるっとしましたよ私! もう何度も観てるのに、やっぱり私この演目が大好きみたいです。観たかったんだ、ずっとこれが観たくて待ってたんだ!!
エリザベートことシシィ役の蘭乃はなちゃんが、大変可愛らしくて。特に少女時代の可愛らしさがハンパない! おかげで、そんないたいけな少女に一瞬で恋に落ちるトート様の犯罪臭が前回よりもさらに強い(笑)。あと今回、シシィ役がぐっと若返ったからか、お姑さんであるゾフィーにシシィがいじめられるシーンがものすごく可哀想に見えました。私、これまで何度「エリザベート」を観てもあんまりシシィのことを可哀想だと思わなかった…というか、あまりシシィに感情移入できなかったんですが、今回はなんだか本当にシシィが可哀想で。皇帝陛下にうっかり見初められちゃったがためにありとあらゆるものを奪われそうになって、でもそれに必死に抵抗して自由を求める姿がすごく納得できた気がします。そして、そんな可哀想な少女がやがて己の美貌が武器になることに気づく。一幕ラストのシシィの美しいこと美しいこと! 少女から大人の女へ、そしてだんだん年老いていくシシィを、見事に演じていらっしゃいました。歌は若干不安定なところもあった気がしますが、私はこのシシィ、大好きです。後日花總まりさんのシシィも観に行く予定ですが、そちらもとても楽しみ。花總さんのシシィも間違いなく美しいですからね!!

そして、城田優くんのトート。私、初めて帝劇に足を運んだのが城田くんトートの「エリザベート」だったので、今回また観られて感無量でした。美しい…少女マンガが3Dになったかのようです。ありえない美貌。翼背負って降りてくる初登場シーンの姿が似合う似合う。しかも、胸のはだけ具合がすごい(笑)。またこれがきれーな胸なんですよ(笑)。それにしても、新演出でトート役が若いキャストになったからか、今回のトートは若さにあふれてましたね! 踊る! びっくりするような高音キーの割り当てもある! 登場時のキメポーズの一つが「片膝抱えて座ってる」なのも、なんか若い感じがする!(笑) なんとトートの客席降りもある!! 
今回の城田トートは、新演出というのを抜きにしても、以前とかなり違ってました。以前観たときの彼のトートはとにかく冷たくて、体温がなさそうで、あまり感情を見せることもなく、人間を超越した存在という感じが強くて。今回も確かに人間を超越した何かなんですが、もっと化け物っぽい雰囲気がありました。ところどころ邪悪なんですよね、表情や台詞の言い方が。その分、感情にあふれてる。彼がにやりと笑う様の恐ろしいことといったら! シシィに対しても色々激しいですよね、壁ドンしたり、机に押し倒して迫ったり。そしてルドルフに対しても激しい…尻もちついてへたり込んだルドルフにトートが四つん這いで迫ったとき、どうしようかと思いました(笑)。
城田くんのトートも大好きだなあ…ビジュアルも勿論ですが、城田くんの甘い感じの声が大好きなんですよ。トート役だと、さらにそれに酷薄さや情熱が加わったりもして、聞いてるだけで幸せ。CD欲しい! いや、DVDが欲しいですよ東宝さん!! 後日、井上くんのトートも観に行きますが、そちらも楽しみ。きっと城田トートとは全然違う味付けだと思います。

ルキーニ役の山崎育三郎くんも、本当に素晴らしかったです。これまでいろんな役で観てきましたが、今回の彼が一番好きかもしれません。この舞台においてルキーニというのは一番重要なキャラクターで、何しろここで展開されるすべては彼の頭の中の世界。彼が語ることによってすべてのシーンが進むわけで、物語の何もかもを司ってるのはルキーニなのです。なので、ルキーニに魅力がないとそもそも成り立たない。最初、育三郎くんがルキーニと聞いたときは、先代ルキーニである高嶋さんとあまりにイメージが違ってたもので、いまいちぴんとこなかったのです。それが、ふたを開けてみたらなんて素晴らしい存在感! なんて華のあるルキーニ! これまでの育三郎くんというとなんとなくきらきらしたアイドルっぽいイメージがあったんですが、それを完全に払拭する「悪さ」と「軽さ」と「色気」と「酷薄さ」が入り交じった役作りでした。大好き!! ヒゲも似合ってました(笑)。ところで、シシィを小鳥にたとえるシーンで、懐から取り出した小鳥のおもちゃをえいっと投げるシーンがとても面白かったんですけど…べちっと小鳥が舞台に落ちまして。あれ、もしかして、ブーメランみたいに戻ってくるはずだったのでしょうか…床に叩きつけられた小鳥ちゃんを見降ろして一瞬沈黙し、「…こりゃまずい」と呟くルキーニ(笑)。「自由だね! 本っ当、自由だねっ!!」と両手を差し伸べて小鳥ちゃんに呼びかけてましたよ。
あと、すごく印象的だったのが、シシィ暗殺のシーンの前。トートから刃物を受け取る前、「悪夢」の歌のシーンの間、ルキーニが舞台の縁に腰掛けてる時間が結構長くて。このときのルキーニの表情が、それまで彼が見せてきたものと全然違うんですよ。ここだけ、シシィを実際に暗殺した時の彼に戻ってる感じで。じっと座って、暗い表情で何かを思いつめてる。このシーンのおかげで、彼がシシィを殺した人間だという印象がとても強まるんです。当時の彼には彼なりの思いがあって、それでシシィを殺したんだなと。このシーン、すごくいい…これから観に行くという方、ぜひこのシーンはトートやフランツだけでなくルキーニも観てください。

フランツ役の佐藤隆紀くんは初めて観る方だったんですが、歌がすごく上手い!! なんていい声、聴き惚れました!! 東宝さん、早くCDを!! もう、ずっと彼の声を聴いていたかった私!! 歌だけでなくお芝居も、シシィのことをすごく愛してる感じがして、フランツが可哀想でしたよ私。
ルドルフ役の古川くんは、ここ最近ぐんぐん上手くなってきてる方ですよね。以前観たときも彼のルドルフだったんですが、今回の方が断然いい!! 国を憂う青年皇太子の無力さ加減がよく出てて…というか、古川くんのルドルフ、絶妙になよなよしてたんですけど!! 死ぬね、そりゃ死んじゃうね、こんな人が挫折したら!! 「僕はママの鏡だから」のシーンがもう本当に可哀想。シシィのドレスの腰に取りすがるルドルフ、それを冷たく払いのけて立ち去るシシィ、宙に取り残されたルドルフの両手…「ママも僕を見捨てるんだね」の台詞が、かつてシシィがフランツに対して言った台詞と同じで胸に痛い。そこに響くトートの「死にたいのか」という言葉は今回演出で足された部分だと思うんですが、この台詞が入ることで、ルドルフが死を求める様がよりはっきりした気が。旧演出だと、わーっとトートダンサーが出てきてひたすら翻弄された末になす術もなくトートの死の接吻を受ける感じでしたが、今回演出のルドルフはなんと自分から死の接吻を求めに行きますからね! がっとトートの頭をつかんで、ぐっと唇を合わせますからね!! 激しい! 激しいよ!! でも、おかげで「ルドルフが自ら死を望んだ」というのがよくわかる。しかし、ルドルフとトートのからみのシーンが全般的にBL風味なのはどうしたものか(笑)! 「闇が広がる」のところで、ふっと振り返ったルドルフがトートの顔がすぐ間近にあることに気づいて「…やっ…」と言って逃げた瞬間、「どうしたルドルフ!!」と胸の中で全力で叫びました。BLなの? BがLなの?? 城田くんも古川くんも3D少女マンガな美貌なもんだから、似合う似合う(笑)。うん、DVDにしましょうこれ。
ちなみに「ミルク」のシーンは、私の目は古川くんにロックオンしたまま動きませんでした(笑)。後列で一般市民の格好で踊ってますが、あれだけ手足が長くて顔が小さいとすぐわかりますね。

新生「エリザベート」、まだこれからどんどん進化していくのだと思います。Wキャストの役が多いので、その組み合わせによっても雰囲気は変わってくるのでしょうね。というわけで、次に観に行くのが楽しみです。8月なんですけどね。8月の私は、狂ったように何度も「エリザベート」を観に行きますよ!(笑)本当に大好きなんですこのミュージカル!! オススメなんですが、チケットはもう大半売切れてるらしい…運よく手にできた方は、ぜひ。観ないと損です。

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プロフィール

水瀬桂子

Author:水瀬桂子
水瀬桂子。
1月21日生まれ。水瓶座のO型。
趣味は観劇、映画鑑賞、読書。旅に出るのも好きです。
おいしいものを食べて、素敵な物語に接していられれば、この上なく幸せです。
三笠書房f-Clan文庫さんより、『妓楼には鍵の姫が住まう-死人視の男-』『妓楼には鍵の姫が住まう-黄泉がえりの人形-』が発売中です。

なお、「水瀬桂子」は「渡瀬桂子」と同一人物です。渡瀬桂子名義の近刊に『少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法』『ある日、月の夜に。-わがままな魔女と人狼の騎士-』(ともに一迅社文庫アイリスさんより)があります。水瀬名義は、f-Clan文庫さんが初めてです。こちらは、より趣味っぽい感じのもの用になりそうな予感…。

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