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ヴァンパイア。

2011 - 12/17 [Sat] - 23:53

今日は、帝国劇場へ「ダンス・オブ・ヴァンパイア」を観に行ってまいりました。
素晴らしいコメディ・ミュージカルでした。楽しかった!

お話の内容としましては、こんな感じでございます。
ヴァンパイアの研究をしている教授とその助手が、大雪の中、ガーリックを称える歌(本当にそういう歌なんです…)を歌い騒いでいる村にやってきて。助手は、その村の宿屋の娘に恋をするのです。ひとめぼれです。でもその村の近くにはヴァンパイアの伯爵様がいる城があって、娘は伯爵の誘いを受けて城へ行ってしまう。助手は、教授と共にお城に乗り込むのですが…何しろ助手、へたれすぎてて全然ヴァンパイア退治できない。吸血鬼の棺をあばいて杭を打ち込もうとして、でもできずに「できません~」とべそべそ泣きだすような弱虫君。教授は教授で、「うわあ、こいつ使えねえ」の典型のような人。それでも助手は、恋した娘を取り戻そうと頑張ります。へたれだけどけなげです。けれど、そんな助手に伯爵は誘いをかけるのです。自分の側に引き込もうと――。

ヴァンパイアのクロロック伯爵を演じていたのは、山口祐一郎さん。山口閣下を生で観るのは今回が初めてでした。いやあ、手の動き一つで魅せるなあ、この人。マントを「ばさあっ!」とやるのが似合います。
伯爵の歌で、過去に愛して殺した娘を回想しつつ、ヴァンパイアとしての苦しみを語るものがあるのですが、これが本当に素晴らしかった。1617年、1730年、と彼女と出会った年まで伯爵は覚えてるんです。ものすごく長い時間をヴァンパイアとして生き続けて、その間に山のような人間に出会ってきたろうに、忘れないんだな。ちゃんと覚えてるんだな。
ヴァンパイアってロマンですよねえ。もともと私、年をとらないキャラとか、他の人と寿命の違うキャラっていうのが好きでして。生きてる時間軸が自分の愛した人と違うというのは、とても悲劇だと思うのです。でも、それでも、ほんの一瞬交わったその時間軸を大切に思って、そのときの記憶の全てを忘れずに抱いていく。うん、ロマンです。まあ、伯爵の場合、愛した相手をもれなく殺してしまってるようなのですけどね。

そして助手役は、浦井健治くん。私、彼のファンなのです。劇団☆新感線の「薔薇とサムライ」で馬鹿王子を演じてた彼に惚れ込んで、帝劇の「エリザベート」で彼がルドルフ役やるというので観に行って。三谷幸喜の「ベッジ・パードン」や、「ロミオ&ジュリエット」でも観ました。ロミジュリは、城田優くん目当てで行ったというのに、浦井くんがあまりに輝いているので、どっちを見ればいいのかわからなくなるくらい。(…いえ、城田くんも輝いてましたよ勿論!エリザベートのトート役を観て以来、城田くん大好きなのです)
いやあ、今回の浦井くんは本当に可愛かった。へたれだった! なんか常に涙目っぽかった! そしてスポンジ最高(笑)。
客席通路をキャストの方がしょっちゅう歩き回るのですが、ヴァンパイアの城に乗り込むときに、教授とはぐれまいとしているのか、教授の服の裾をつかみながら浦井くんが「暗いと迷子になるって言ってるでしょっ! 迷子になるって言ってるでしょっ!」と甲高い声でずーっとわめいてて(笑)。通路に近い席だったので、ものすごく間近で泣きそうな顔の彼を見上げてしまいました。声が高いので、へたれた役が似合います。でも、ものすごく歌上手いんですよねえ。いい声してます。
伯爵の息子様のお風呂を覗いてしまって迫られるシーンもかわいかったです。息子様は…ええと…女の子より男の子の方が好きな方なの? なんか黒い女性もの下着をつけてましたよ。足が綺麗でした、はい。黙ってれば普通に美形さんなのに、なんて残念な息子さんなんだろう…。

石川禅さん演じる教授の駄目っぷりも素晴らしかったです。教授も可愛かったー。というか、どこまでがアドリブなのだろう…。

キャストにもスタッフにも観客にも愛されている感じのお芝居でした。皆とっても楽しそう。帝劇のスタッフの方々も皆、吸血鬼の恰好してて。劇場の中の装飾も、コウモリがぶらさがってたりしてすっごく可愛い。
カーテンコールは観客総立ちで、入場の際に配られた光るブレスレットつけて歌って踊ってました。私も踊りました!

これが私にとって今年最後の観劇。とっても満足いたしました。来年も素敵な舞台作品をたくさん観られますように。
そして、これから年明けまでノンストップ修羅場ですよー。がんばりますよー。

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プロフィール

水瀬桂子

Author:水瀬桂子
水瀬桂子。
1月21日生まれ。水瓶座のO型。
趣味は観劇、映画鑑賞、読書。旅に出るのも好きです。
おいしいものを食べて、素敵な物語に接していられれば、この上なく幸せです。
三笠書房f-Clan文庫さんより、『妓楼には鍵の姫が住まう-死人視の男-』『妓楼には鍵の姫が住まう-黄泉がえりの人形-』が発売中です。

なお、「水瀬桂子」は「渡瀬桂子」と同一人物です。渡瀬桂子名義の近刊に『少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法』『ある日、月の夜に。-わがままな魔女と人狼の騎士-』(ともに一迅社文庫アイリスさんより)があります。水瀬名義は、f-Clan文庫さんが初めてです。こちらは、より趣味っぽい感じのもの用になりそうな予感…。

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