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伝説の最期編。

2014 - 10/06 [Mon] - 01:30

「アルジャーノンに花束を」、東京楽日の一歩手前でもう一回観に行ったんですが、ちょっと放心しすぎて感想を書くのを忘れました(笑)。2回めだから大丈夫かなーと思ってたんですが、やっぱりぼろ泣きだったのですよ…特に2幕はもう! チャーリィがお父さんに会いに行くときの、森くん演じる幼いチャーリィの「おとうさん」がものすごい胸にきた…大人になって、しかも賢くなってやってきたチャーリィに付き従う、幼い日のチャーリィ。お父さんが自分に気づかないことにひどいショックを受けているチャーリィの横で、無垢なままにこにこ笑う彼。ああ、思い出しただけでまだ涙出そう。
浦井健治くん演じるチャーリィ・ゴードンは、本当に素晴らしい以外の言葉が出てきませんでした。まだ賢くなる前のチャーリィが、「賢くなったらきっと友達もびっくりするよ」と言われてきゃーって声あげて笑うシーンが、ものすごく愛おしかった…アリスへの恋心を自覚して、初めて「アリス」と彼女のことを呼んで、恥ずかしそうに、でも幸せそうに笑う顔とかも、心の底から愛おしい。知能が上がるほどに低く深くなる歌声には毎回心臓を撃ち抜かれる気分でしたし。この芝居を観に行けて本当に幸せでした。
そういえば今回、同行した友人が一幕終わった後にしみじみと「浦井くんは、すごい人だったんだねえ…」と呟きました。やった、浦井健治布教計画成功です(笑)。

そして、こちらも私にとって愛おしいキャラ達がたくさん。「るろうに剣心 伝説の最期編」、やっと観てきました!
というわけで、感想です。ネタバレしますよー。

前回ラストで浜辺に打ち上げられた剣心を肩に担いでお持ち帰りした謎の男は、剣心の師匠比古清十郎でした。慌てて薫を探しに戻ろうとする剣心に比古は「無駄だ」と言い放ちます。「お前は3日間眠っていた。3日海にいれば、命はない」と。放心する剣心。けれど彼にはまだやらねばならないことがありました。せっかく明るい未来へと歩き始めたこの国を守るためにも、志々雄を倒さなければ。剣心は比古に飛天御剣流の奥義を教えてくれと頼みます。意外にも比古はあっさりと「いいだろう」と言いますが、その後の稽古では木の枝一本で比古は剣心を叩きのめします。「今のお前に何が欠けているか考えてみろ」比古は言います。「それがわからなければ、奥義の代わりに引導を渡してやる」一晩一睡もせずに考えた剣心は、しかし答えを得られぬまま比古の前に立ちます。真剣で容赦なく斬りかかってくる比古。剣心は死の恐怖を覚えます。が、その恐怖の先に、「生きなければ」という想いが宿ります。「俺は死ぬわけにはいかない!」その想いこそ、これまでの剣心に欠けていたもの。自分の命と引き換えに誰かを守ったところで、その誰かは必ず傷つくのです。誰かを守りたいなら、己自身も死んではいけないのです。比古についに奥義を授けてもらった剣心は、志々雄との戦いに向かいます。が、その頃、志々雄は明治政府に対し、恐ろしい要求をつきつけていました。剣心を探しだし、民衆の前で維新政府がかつて人斬り抜刀斎にやらせた殺人の罪を明るみにし、その後処刑しろというのです…――。

いやー、師匠、思いのほか出番ありましたね! 福山雅治ファンとしては、冒頭、幼い日の剣心に屍の山の向こうから近づいてくる師匠の姿を見ただけでもう「きゃー!!」という感じでした(笑)。ああ、あの屍の中に、私もエキストラとして紛れ込みたい…くわっと目を見開いたまま死んだという設定でぜひ。まばたきなんぞ絶対しない!!
それにしても師匠、ドSでしたね! 剣心に対する容赦ない打ち込み! 魂ラジ国民なもので、以前ラジオで福山さんが冗談で言っていた「痛いよう、やめてよう、師匠…!!」が何度か頭をよぎりかけました(笑)。そして、「これがナミブ砂漠でちっこい棒っきれを手にスタッフさんと練習した殺陣の成果か…!」と打ち震えました。まさかここまでの殺陣を見られるとは! しかもなんか飛んでた! ブルース・リーの真似もあった! 押し倒された側から見上げるアングル、迫力ありましたねー。大友監督がゲストで魂ラジに来たときに「怖い福山雅治が見たかった」と仰ってましたが、確かに怖かった! 剣心の師匠であるという説得力がものすごくありました。もう師匠、こんなに強いなら師匠が志々雄様と戦いに行けばいいじゃん!!(笑) でも、師匠は師匠ですごく重たいものを背負ってる感があって、剣心に向かって「明治という時代は甘くはない」と言い放つ様がなんだかもう…大友監督、これが龍馬さんの面影ですか!(笑) 剣心を送り出すときの「死ぬなよ」と言った後の背中がちょっと寂しげなのも良かったですね。はまり役でした、本当に!

佐藤健くん演じる剣心も、愛しい人ですよね。ぼろぼろに傷ついて、それでも守りたい人達のために前に進もうとする。ビジュアルから何から原作そのままの剣心。神谷道場で警官に取り囲まれるシーンで、すーっと流れるように動いて警官達をかわしていく様が、格の違いを見せつけるようですごかった! 
師匠が剣心に言う「誰かを守りたいなら、自分も死んではいけない」というのが、すとんと納得できて胸にきました。ヒーローというのはとかく自己犠牲に走りがちですけど、残される側からしたら確かにたまったものじゃないですよね。恵が剣心に向かって言う「必ず生きて帰りなさい。生きてさえいれば、治してあげられるから」という言葉もいい。生きようという意思がなければ帰ってこられない戦場にこれから向かう人に、これ以上の言葉はないと思います。
煉獄に乗り込んでからの畳み掛けるような戦闘シーンの連続は、もう息を呑むばかり。カメラさんも役者さんの後について走ってたそうですが、神木隆之介くん演じる瀬田宗次郎が船の梁みたいなところをだーっと走って飛び降りてくるところの映像、すごいですよね! 宗次郎、やっぱり好きだなあ…志々雄が言う弱肉強食の教えだけを信じて生きてきた彼が、その教えを打ち壊されてパニックに陥る様の演技、素晴らしかった。そして、宗次郎に向かって「一度や二度の戦いでわかるくらいなら、誰も人生を間違ったりしない」と言い残す剣心が、すごく大きくて。対宗次郎戦、短かったですけど、映像といい演技といい、大好きです。

対志々雄戦は、これぞ「ジャンプマンガの王道!」という感じでしたね! 剣心が吹っ飛ばされて、もう駄目かと思ったところに斉藤一が来て、左之が来て、蒼紫様も来てくれて! かつての敵と一緒になって、強大な敵と戦う!! 蒼紫様ったら怪我治るの早かったねとか、斉藤さんいつ着替えたのとか、そんなのもうどーだっていいんです!(笑) だって誰もが見たかったこの展開!! 一人が吹っ飛ばされればまた別の誰かが立ち上がり、また倒されればまた別の誰かが向かっていく、この熱い展開が良いのです!! 繰り出される斉藤の牙突、蒼紫の小太刀二刀流、左之の拳! ていうか、刀持ってる相手に対して一人だけ拳で向かっていく左之が馬鹿全開で愛しい(笑)。 志々雄様も、左之相手のときは刀を使わないのが意外と優しい(笑)。志々雄様、ぶわっと炎を放つ様がなんだかゲームのキャラのようでしたが、炎と刀による殺陣シーンが思いのほか美しくて見惚れました。るろ剣映画は三作とも殺陣シーンがものすごく画として美しくて素晴らしいですね。無限刃を手に「まだ終わっちゃいない」と言う志々雄様と、逆刃刀を手に「もう終わったんだ」と言う剣心の対比も、すごく良かったです。それにしても、今までアニメでしか観られなかったレベルのものが実写で観られるって、なんて幸せなことなんでしょうね。マンガの実写化って、どうしても描写が軽かったり薄っぺらくなったりしちゃうものですが、この映画は本当にきちんと重みや厚みがあって、これまでのものとは全く違う感じが1作目からしていて。それだけお金もかかっているのでしょうけど、監督さんやスタッフさんや役者さんの気合が隅々まで満ちてる感じがしていて大好きです。すごい映画を作ってくれましたよねー!

どこまでを脇キャラと呼べばいいのかわかりませんが、脇キャラの皆様もそれぞれに皆愛しい人たちばかりで。操ちゃんの可愛らしさと凛々しさ、翁の存在感、出番はだいぶ少なかったですけど薫の芯の強さと優しさ、恵の背筋の伸びた立ち姿、由美の美しさと愛、もう何もかもが大好きだった原作のまま。滝藤賢一さん演じる佐渡島方治の変態っぷりはちょっと原作を上回ってた気もしますが(笑)。ああ、すごい満足感。早くDVDが欲しい、メイキングからコメンタリーまで全力で楽しみ尽くすタイプですよ私は!(笑)蒼紫様の扱いだけ若干残念な気もしますが、御庭番編と京都編を混ぜてる以上、これしか料理の仕方はないですよね。今年の実写邦画ナンバー1の興行成績だそうですが、さもありなん。素晴らしかったです。

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プロフィール

水瀬桂子

Author:水瀬桂子
水瀬桂子。
1月21日生まれ。水瓶座のO型。
趣味は観劇、映画鑑賞、読書。旅に出るのも好きです。
おいしいものを食べて、素敵な物語に接していられれば、この上なく幸せです。
三笠書房f-Clan文庫さんより、『妓楼には鍵の姫が住まう-死人視の男-』『妓楼には鍵の姫が住まう-黄泉がえりの人形-』が発売中です。

なお、「水瀬桂子」は「渡瀬桂子」と同一人物です。渡瀬桂子名義の近刊に『少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法』『ある日、月の夜に。-わがままな魔女と人狼の騎士-』(ともに一迅社文庫アイリスさんより)があります。水瀬名義は、f-Clan文庫さんが初めてです。こちらは、より趣味っぽい感じのもの用になりそうな予感…。

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