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Wキャストの面白さ。

2014 - 05/11 [Sun] - 03:21

観てきました。帝劇「レディ・ベス」2回め。
今回、プレイガイドがチケットをダブルブッキングしてくれやがりまして、入口でチケットを引き換える羽目に。一階席の真ん中あたりの、しかもどセンターだったはずのお席が、二階席の一番端に移動でございました。こういうことって私は初めてだったんですけど、よくあるんですかねー…某クレジットカードの優待枠だったんですけど。引き換え場所には私の分のほかに何枚もチケットが並べられてまして、それなりの人数が同じ目にお遭いになったんだなーと。しかも、引き換えテーブルにいたプレイガイド側のおじさんの態度がまたあまりよろしくなく…なんかこう、「金返したんだからいいだろ」的な…あのね、私は正規料金払ってでも役者さんに近い場所で観たかったんですよー…うん、もうこのプレイガイドでチケット手配するのはやめます。
そんなわけで、若干不愉快な気分での観劇となってしまったんですが、舞台自体は大変素晴らしかったです。まあ、二階席の方が確かに照明効果とかは楽しめますしね…となんとか自分を慰めてみたり(苦笑)。
ちなみに今回のキャストは、ベス:平野綾、ロビン:加藤和樹、メアリ:吉沢梨絵、フェリペ:平方元基、アスカム:石丸幹二。ベス以外は前回と違うキャストだったんですが、どれも前回とキャラが違っていて、面白かったです。
というわけで、感想です。ネタバレしますよー。

平野綾ちゃんのベスは、やっぱり滅茶苦茶可愛い! 不安に苛まれつつも王女としての誇りを失わない芯の強さ、恋した相手と結ばれた後の「幸せ」と呟くときの表情、そしてその恋人との別れを決意して女王となるときの切なさと強さ。本当に素晴らしかったです。今回の方が、前回よりも話し方にプリンセスっぽさがよく出ていたような気がしました。前回はもう少し少女っぽさが強かったような。あとやっぱり、歌が上手い! 声量もあるし、よくのびる。Wキャストの、花總まりさんのベスは観ていないんですが、そちらはどんな感じなのでしょう…きっと綾ちゃんのベスとは違うんでしょうね。花總さん、写真で見るだけでも全身からプリンセス感が漂ってますからね! 「モンテ・クリスト伯」で観たときに、なんて美しい方なんだろうと惚れ惚れしたのを覚えています。いや、二回観に行ってるのになぜ主役は同じ役者さんで観てしまったのかといえば、単に男性キャストの方を優先してしまったからなんですけど…うーん、花總ベスも観たかった。
そして、加藤くんのロビン。前回の「いっくんロビン」がきらきらのアイドルなら、「かーくんロビン」はロックスターな感じですね! かっこいい! 背も高いしお顔もいいし色気もあるし、歌もロミジュリのときよりずっと上手くなってた! 加藤くんのロビンの方が、流れ者感も出てましたね。ベスが投獄された後のやさぐれぶりも、こちらの方がずーっとやさぐれた感じで(笑)。でも、ならず者感があるのにかーくんロビンの方が誠実そうに見えたのは、いっくんロビンよりも反応が素直だからかもしれません。ベスが何者であるか知ったときの「やばいやばいやっちまった!」な感じとか、庭園での「人が来るわ」のときの右往左往感とか、ベスや周りの人に対する態度がとにかく色々素直で、とても気持ちのいい若者なんですよね。すごく好感が持てる。「月明かりの君」のシーンの加藤くん、すごく良かった…バルコニーの下で切ない表情のロミオならぬ元ティボルト(笑)。そういえば、ロビンと一緒に行動してるボーイズにはロミジュリのパリス役だった加藤潤一くんがいましたね。ああティボルトとパリスが仲良くしてる、と思うとなぜだかそれだけで笑えます。それにしても、どっちのロビンも体が柔らかい! ベスが見る悪夢のシーンで、イナバウアー並みに後ろにそっくり返るロビン。アンサンブルの方々が支えてるとはいえ、綺麗に反るなあ! ベスとの別れの歌となる「心は君に」は、劇場出た後もしばらく頭の中で回りました。ベスに向かって「泣かないで」と言いつつ、自分の方が余っ程泣いてるロビンが素直でいいなあ…抱き合ったときの身長差もいい。こう、包み込むような感じが。
平方くんのフェリペ、「ゲンペ」も、クールでかっこよかったです。歌も素晴らしい。平方くんも本当にスタイル良くてかっこいい方ですからねー、初登場シーンの片胸丸出しで赤いドレスな姿がよくお似合いでした! その後でシャツ着直すとき、背中丸出しになってましたが、その時点ですでに背中が汗で光ってましたよ。汗かきの人にあの衣装は辛そうですね、でも「イギリスは涼しい」ってクールに言わなきゃいけない(笑)。それにしても、古川くんのフェリペとは全然違う感じでした。古川くんのフェリペはちょっと底の見えない怖さがあって、酷薄な感じが強くて、たとえばガーディナーさんに毒盃を勧めるときも「スペインでは、ワインで、体調を、整える。試してみろ」とゆっくりと文節ごとに区切った話し方がすごく怖かったんですが、平方くんのフェリペはにこやかに軽くこの台詞を言っていて。一見悪意がなさそうなその言い方が怖いといえば怖いんですが(笑)。平方くんのフェリペは、ある意味とても王子っぽいんですよね。生まれながらに王子として生きてきた人で、普通の幸せなんて端から諦めてて、でもせいぜい楽しいふりをして生きようとしてて、頭が良くて野心もあって、物事を冷静に見てて。それに比べて古川くんのフェリペは、悪魔的というか…平方フェリペの治める国なら住んでもいいけど、古川フェリペの治める国は怖すぎてちょっと住みたくない(笑)。キャラとしての印象は古川フェリペの方が鮮烈ですが、平方フェリペのツンツンした感じも私は好きです。ベスにふられてぷんすか怒る様も、平方フェリペの方が断然可愛い。「あ、意外とこの人可愛いところある」と、あの瞬間大変微笑ましい気分になりました(笑)。
石丸さんのアスカムは、これまた山口さんのアスカムと全然違う! 山口さんのゆーったりとした独特の節回しのある口調に比べて、石丸アスカムはきびきびとお話しになる。まるで「チーム・ベスのリーダー」という感じ。「キャットと一緒にベス様を教え育てます!」という気概に満ちたお方でした。そしてやっぱり素晴らしい美声。石丸さんの声量のあるお声、大好きです。
吉沢さんのメアリは、未来さんのメアリよりも女らしく繊細な雰囲気。未来さんのメアリはとにかくパワフルでソウルフルでしたが、吉沢さんは「…あなた、何か辛いことあった?」という感じが割と最初から。ルナールさんに手にキスされてちょっとぽっとなる感じとかも、可愛らしかったです。でも吉沢さんの歌も力強かった! 「悪魔と踊らないで」が私とても好きなんですけど、あの世界観でよくこの曲調が出てきたなと。ウーピー・ゴールドバーグが歌ってもおかしくないような雰囲気。「レディ・ベス」はアイリッシュな雰囲気の歌もあればロックな歌もあったりと、本当に盛り沢山で良いですね。

そして今回もやっぱり気になった、ガーディナーさんのルナールさんに対する態度…ねえ好きなの? ルナールさんのこと愛してるのガーディナーさん? ガーディナーさんがルナールさんに向ける視線やら手つきやらが、そりゃもう気になって気になってしょうがなかったですよ(笑)。石川禅さん面白い! ガーディナーさん、一幕ではあんなに軽やかにすたすた歩いてたのに、二幕では「心臓が…」とよろよろ…でもルナールさんと「ベスを消せ」を熱唱するシーンでは、くるくるくるくるくるくる回ってましたね! 前回よりも明らかに回転が多かった気が! その後の「しんどいー…」「お大事に」「ハーイ…」というやりとりがすごく好きです(笑)。あと、ベス毒殺をフェリペに邪魔されたときに、ルナールさんに向かって「三回め! これで奴に邪魔されるの三回めだよ!?」と猛烈に主張してるところも(笑)。ところで、ベスのムック本で、禅さんだけインタビュー横のお写真が9枚もあるのはなぜ…? 育三郎くんや古川くんは4枚なのに、加藤くんや平方くんはばーんと1枚なのに、なぜ禅さんだけ9分割…いや、素敵でしたけど。ああ禅さん大好き。
ルナール役の吉野圭吾さんは、ちらっちらっと踊るときの脚がとても綺麗で! フェリペ初登場シーンで、ルナールとフェリペがからむところでは、前回今回ともどきどきしてしまいましたよ(笑)。フェリペにすうっと頬をなでられたり、フェリペの着てる赤いドレスを後ろから脱がせたり。吉野さんかっこいいー、実は今までちゃんと観たことがなくて、「ダンス・オブ・ヴァンパイア」の伯爵の息子役のイメージが強かったんですけど(私が観たときは違う方が演じてたんですが、CDでは吉野さんだったんです)、今回のでルナールさんのイメージがつきました。歌声もパワフルで踊りも綺麗で、素晴らしい! 肩に乗せた狐をなでなでするときの手つきが、劇中で一番優しかったですね(笑)。

やっぱり私、このミュージカル好きだなあ…買って帰った公演プログラムとムック本をこれから熟読することにいたします。前回観たときにプログラム買いたかったんですけど、ダブルブッキングしたプレイガイドが最初「一部返金して、さらにお詫びにプログラムつけるから!」と言ってたので買えなかったんですよ。なのにその後「やっぱり全額返金するけど、プログラムはつけられません」に変わり…もう本当に何なの一体。タダで観といて文句言うなと言われたらそれまでですが、やっぱりなんだか釈然としない…もう少し気分良く観たかったなあ、とそれだけが心残りですよ。

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プロフィール

水瀬桂子

Author:水瀬桂子
水瀬桂子。
1月21日生まれ。水瓶座のO型。
趣味は観劇、映画鑑賞、読書。旅に出るのも好きです。
おいしいものを食べて、素敵な物語に接していられれば、この上なく幸せです。
三笠書房f-Clan文庫さんより、『妓楼には鍵の姫が住まう-死人視の男-』『妓楼には鍵の姫が住まう-黄泉がえりの人形-』が発売中です。

なお、「水瀬桂子」は「渡瀬桂子」と同一人物です。渡瀬桂子名義の近刊に『少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法』『ある日、月の夜に。-わがままな魔女と人狼の騎士-』(ともに一迅社文庫アイリスさんより)があります。水瀬名義は、f-Clan文庫さんが初めてです。こちらは、より趣味っぽい感じのもの用になりそうな予感…。

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