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新感線祭!

2014 - 04/16 [Wed] - 00:50

先週末は、新感線祭でした。
土曜日はゲキシネ「ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII」を観て、日曜日はシアターオーブで公演中の「蒼の乱」を観劇。幸せでした!

まずはゲキシネ。「五右衛門ロックⅢ」! 東京公演で一度観てるんですが、あらためて映画館でゲキシネとして観ると、まあ本当に面白い! ゲキシネの何がいいって、やっぱりお顔がアップで見られるところ…三浦春馬くんの汗で濡れても綺麗なお顔や蒼井優ちゃんのとてつもなく可愛い笑顔がどアップで楽しめます(笑)。勿論、古田さんのお顔もばばんと画面一杯に広がります! …うん、やっぱり顔大きいよね…いえいえ、古田さんはあの存在感あってこそ。
そしてシャルル! シャルルを観て浦井健治ファンになった身としては、大画面でシャルルが楽しめるというのがもー嬉しくて嬉しくて(笑)。シャルル初登場シーン、フードをかぶってるので顔は大部分隠れてるんですが、わずかに覗く口元が、慶次郎登場と同時に滅茶苦茶嬉しそうに笑ってましたねー。さすがにこれは舞台のときには見えなかった。そして、ばったり倒れた後、結構な高さから二回も慶次郎に頭を落とされるシャルル(笑)。ごんっ、ごんっと、実にいい音が…舞台効果ではない、生の衝撃音が…やめてあげて慶次郎さま、シャルルがそれ以上馬鹿になったらどうしてくれるんですかー! でも、どんな扱いを受けても、終始にこにこしているシャルルが愛しい。そして、そんなシャルルを実にうざそうに見つめている五右衛門の視線がいい(笑)。
それにしても、色々歌がカットされてるのがちょっと悲しかった…ゲキシネは大阪公演時のものだそうですが、東京公演時に比べて随分短くなってたんですね。まさか、くれくれお仙が全く歌わせてもらえないとは!(笑) 歌だけじゃなく、台詞もちょいちょいコンパクトになってた気がします。まあ、長かったですからね、東京公演…でも観てる最中は全然その長さを感じなかった気が。何しろ楽しかったですからね!
ゲキシネのパンフも買いました。公演時の思い出満載なインタビュー記事や対談、右近さんの歌唱指導まで! 写真もたくさん載ってるので、オススメですよー。

そして「蒼の乱」! 公式サイトがかっこいいので、ぜひ一度ご覧ください。
ここから下は、ばんばんネタバレするのでこれから観るという方はご注意くださいませ。

承平天慶の乱をもとにした物語です。と言っても何しろ新感線、なんちゃって日本史です。いいんです、面白ければ!!
物語は、異国から渡ってきた渡来衆が左大臣の家で占いをするところから始まります。彼らが天下大乱の卦を出したのを口実に、遊び半分で彼らを殺そうとする左大臣。次々と斬り殺される渡来衆、残るは蒼真と桔梗の二人だけ。あわやというところで彼女達を助けたのは、坂東から京に出てきていた若武者でした。彼の名は将門小次郎。小次郎は二人を連れて左大臣の屋敷から逃げ出します。が、逃げた先で桔梗が言い出したのは、渡来衆の掟。渡来衆の女は、命がけで助けてくれた男と夫婦になる掟があるというのです。「掟を守るため、わたしがあなたの妻になるわ!」と胸を張って言う桔梗を押しのけ、小次郎が選んだのは蒼真。小次郎は蒼真と桔梗を連れて坂東に帰ろうとします。
そこへ現れたのが都を騒がす大盗賊、帳の夜叉丸。彼は小次郎達を西国の海賊伊予純友に会わせ、この国をひっくり返して新しい政府を作ろうと持ちかけます。小次郎が坂東に戻ると夜叉丸は再び現れ、今度は蝦夷の王である常世王のもとへと小次郎を連れて行く。常世王は小次郎に「この東国に新しい国を作れ」と語り、西国で純友が起こした乱と合わせて、小次郎を朝廷と戦わせます。「新皇将門」となった小次郎は常世王に操られるように戦い続けますが、やがて常世王が小次郎に蒼真を殺させようとしていることに気付くと、坂東から逃げて行方をくらましてしまいました。残された蒼真は、小次郎が愛した坂東を守るため、自ら「将門御前」と名乗って、朝廷軍と戦うことを決意するのでした。
けれどその頃、失踪した小次郎は京の都で太政大臣に会っていました。そして、実は常世は蝦夷ではなく太政大臣の双子の弟だと聞かされます。この戦は崇高な理念によるものなどではなく、政権争いに敗れた弟が起こした単なる兄弟喧嘩なのだと。「これまでの政をあらため、東国の自治を認める」ということを条件に、小次郎は俵藤太と名を改め、朝廷軍を率いて東国の乱を鎮めることに。けれどそれは、将門御前である蒼真と戦うことを意味するのでした…。

美しき異国の女、蒼真を演じたのは天海祐希さん。素晴らしく美しかったです…青いお衣裳がよくお似合いでした。スタイルいい、顔小さい! 前半、いつもよりも女らしい感じのキャラづけで、「ほうほう、今回はそんな感じでいくのですか」と思って観ていたら、後半になって「将門御前」として立ち上がった後はすっかり男前に!(笑) ええ、漢でしたね!! かっこいい…また大きな剣や弓を持つ姿が似合うこと似合うこと。本当に舞台映えのする女優さん、なんて華のある方なんでしょう。大好きです。
将門小次郎を演じたのは、松山ケンイチくん。舞台で観るのは「遠い夏のゴッホ」に続いて2回め。この人も存在感がありますよね、背は高いしガタイはいいし。小次郎は、素朴で気持ちのいい若者。というか、はっきり言ってしまえばお馬鹿さん。馬が大好きで、故郷の草原が大好きで、細かいことはあんまり考えない。だからこそ、あっちで常世王から「新しい国を作るんじゃあ」と言われれば「よおし、やるぞー!」となり、こっちで太政大臣から「常世は実は蝦夷じゃないんじゃよ」と言われれば「そうかわかった、俺がこの乱を止めてやるー!」となってしまう。…このお話、小次郎がもうちょっとばかり思慮深い男だったら全然違うことになってたんでしょうねえ…でも、そんな彼が、最後の最後に全てを悟って蒼真を逃がし、将門として首を討たれることを決意するシーンは泣けました。確かに馬鹿なんですよ彼、あちこちで利用されまくりで本当に馬鹿なんですよ、でもその馬鹿さ加減が清々しく愛おしいんですよ。小次郎の首桶を太政大臣があらためるシーンで、小次郎との約束を堂々と反故にしようとする大臣が心底憎らしかった! 常世王と太政大臣は平幹二朗さんの一人二役でしたが、言うまでもなくこの方も素晴らしい役者さん。だからこそこの太政大臣がものすごく憎らしかった!!(笑) なので、蒼真が将門の首を取り返しに来てくれたのが本当に嬉しかったです。小次郎が愛した草の海に蒼真が一人で佇むあのラストシーンは、それはもう美しくて素晴らしくて、「ああ劇場で観てよかったこの芝居!!」と心から思いました。ああこれだから劇場に行くのがやめられないわけですよ。

そして、盗賊である帳の夜叉丸を演じた早乙女太一くん。この人も素晴らしかった! これまで新感線で演じてきた役に比べると随分と軽い口調で喋るもので、「わあ、太一くんがこんな役を」とかなり意外な気分にもなりましたが(笑)。なんかクレヨンしんちゃんの物真似みたいな口調もありましたよね…? でも、常世王が殺された直後の「貴様ぁっ!」という台詞は、マイクがびりびりいうほどの大迫力。殺陣もすごい気迫でした。やっぱり太一くんの殺陣は素晴らしいですね!! お姿の美しさと殺陣の美しさ、もう見てるだけで本当に幸せな気分になれます。そういえば、太一くんの弟さんの友貴くんも出てましたねー。兄弟対決の殺陣シーンは、ちょっと震えがくるほどのかっこよさ。素晴らしかったです。

そしてそして、このお芝居を語る上で絶対にはずせないのが、小次郎の生涯の友、黒馬鬼(くろまき、と読みます)。演じたのは、橋本じゅんさん。お芝居始まってしばらく経ってもじゅんさん出てこなくて、「あれー、じゅんさん出ないな出ないなー」と思ってたら、まさかの馬役で登場(笑)!! 頭の上に馬の頭をつけ、腰の後ろに馬の下半身をつけ、両手に持った棒で馬の後ろ脚を操る!! これが意外なことに割と馬に見える(笑)。後ろ脚の動かし方が思いのほかリアルだったのと、「ブルルルルル」というじゅんさんの達者な馬演技の賜物かと思われます。「困ったことがあったらいつも馬に相談してたんだ!」「あなた馬と喋れるの?」という小次郎と蒼真のやり取りが前の方にありましたが、まさか本当に馬と喋るとは思ってませんでしたよ私…といっても、黒馬鬼の言葉は小次郎にしかわからないんですが。黒馬鬼と小次郎以外のキャラとの噛み合わない会話もこの芝居の笑い所のひとつです(笑)。
完全な出落ちキャラかと思っていたのですが、実は黒馬鬼は意外と重要な役どころだったりもして。朝廷軍として小次郎が坂東に攻め込んできたとき、黒馬鬼が真っ先に小次郎のもとに駆けつけるんですが、そのとき小次郎には黒馬鬼の言葉がわからなくなってるんですね。で、蒼真と小次郎が戦うことになったときには、黒馬鬼は蒼真をかばい、小次郎に斬られてしまう。このシーンがね、ものすごく胸が痛くなるんですよ…じゅんさん馬の格好してるのに。傍から見たら馬の格好したおじさんが横倒しになってるだけなのに!! これも一種の舞台の魔法なのだと思います。いや本当に、黒馬鬼いいキャラなんですよ!

他にも、桔梗役の高田聖子さんの面白いけど常に蒼真のことを案じているキャラがすごく良かったとか、森奈みはるさん演じる邦香の「ええっ、まさか一幕で使い捨て!? と思ったら、えらくはっちゃけたキャラになって戻ってきた!!」とか、粟根まことさんはやっぱりいい声だなあ木馬に乗る様がえらく可愛いなあとか、梶原善さんの曲者キャラが素晴らしすぎるとか、語り始めたらきりがないくらい。やっぱり新感線の舞台はいいですね、お芝居を観た後の満足感がとても大きくて。

個人的新感線祭、がっつり楽しんでまいりました。「五右衛門ロックⅢ」のDVD発売が待ち遠しいです。 

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プロフィール

水瀬桂子

Author:水瀬桂子
水瀬桂子。
1月21日生まれ。水瓶座のO型。
趣味は観劇、映画鑑賞、読書。旅に出るのも好きです。
おいしいものを食べて、素敵な物語に接していられれば、この上なく幸せです。
三笠書房f-Clan文庫さんより、『妓楼には鍵の姫が住まう-死人視の男-』『妓楼には鍵の姫が住まう-黄泉がえりの人形-』が発売中です。

なお、「水瀬桂子」は「渡瀬桂子」と同一人物です。渡瀬桂子名義の近刊に『少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法』『ある日、月の夜に。-わがままな魔女と人狼の騎士-』(ともに一迅社文庫アイリスさんより)があります。水瀬名義は、f-Clan文庫さんが初めてです。こちらは、より趣味っぽい感じのもの用になりそうな予感…。

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