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そして2回め。

2014 - 02/02 [Sun] - 00:56

はい、観てきました。ミュージカル「シャーロック・ホームズ」2回め(笑)。
やっぱり全部わかった上でもう一度観直すと、色々気づくことが多くて面白いですね。先週の浦井教授のお講座で演出上のあれこれも聞けたので、その辺りのことにも注意しつつ。ああ確かに台詞のテンポまでよく考えてある!
そして犯人がどんな想いで全てを行ったのかを考えながら観ると、さらに泣ける…本当に切ないなあ、これ。パンフレットで演出の板垣さんが書いてるハッピーエンドの定義にちょっと救われますが。

とはいえ、やっぱりネタバレはできないので、2度目の感想も役者さんのこと中心に。
DVD撮影が終わって気が緩んだのか、今回、割と皆様台詞を噛んでた気が…そしてそれがちゃんと笑いのネタになるあたり、役者さんもお客さんもこのお芝居を愛している感じがしました(笑)。まず浦井くんが例の「ボクシングのチャンピオンにもなりましたし!」のシーンで、「ボク、ボクシングのチャンピオンにもなりましたし…」と噛み、ホームズとワトソンにいじられて。さとしさん、「チャンピオンにもなりゅましたし☆」と笑いながら真似した後、「ボクシングですよね? 面白い!」と浦井くんの肩をたたいてました。で、ラスト辺りで、ホームズがワトソンに向かって「そんなこと言って、本当は俺から離れられないんだろ?」とポーズを決めてかっこよく言うはずのシーンでは、「俺からはならららないんだろ?」に…一路さんが笑ってしまい、「もう1回」とやり直しさせるも、やっぱり言えないさとしさん(笑)。カーテンコールで、さとしさんが「いやー、この舞台も日々進化を続けてまして、今日はまた土曜の昼下がりっぽい進化を…」と自分でネタにしてました。「なんだったんでしょうね、あの『はならららない』って。いやあれ、演技プランなんですよ?」と言いつつ、結局客席に向かって「すんませんでしたー!」と土下座するさとしさん(笑)。そうなると、浦井くんも当然土下座することになりまして、「すみませんでしたあー!」と。さとしさんが「いやあれも演技プランですよね? 何ですかあれ、『ボクちゃん、ボクシング』ですか?」とさらにいじってました。でも実は一路さんも盛大に台詞噛んでたところがあった気が…そこはお咎めなしなんですね(笑)。さとしさんはカーテンコールでも噛みまくりで、「本当にどうしちゃったんだろう、べろが!」と言って「舌が!」と一路さんに直されてましたよ。

そんなカンパニーの仲良しぶりも大好きなんですが、役者さんの演技はさらに深くなってて素晴らしかったです。
さとしさんのホームズは、なんだかさらに可愛くてなってましたよ(笑)。テンションが上がってわーっと部屋の中を走り回るシーンとか、走り方がやたらおかしい(笑)。そして「悲しい真実」のときの歌声は本当に圧倒的な素晴らしさ。このお芝居、DVDだけじゃなくCDにもしていただきたい。いつまででも聞いていたい歌声。大好きです。
そしてそして、こちらもいつまででも聞いていたい歌声、浦井くん。アダムとエリックの演じ分けは、何度見てもすごい。アダムの声がさらに低く深くなってて、ちょっとぞくっとする素晴らしさ。「真実ゲームⅡ」のアダムが、トート様かと見紛う迫力で。アダムとエリックのどちらが良いですかと問われると私はエリックを取ってしまうんですが、アダムに魅かれる人が多いのもよくわかります。でも私、エリックがルーシーに向かって言う「君だって知ってるでしょ、僕が言うことは全部君のためだって」って台詞の言い方がすごく好きなんですよ、「知ってるでしょ」の言い方が! この台詞の裏に込められた意味を考えるとまた胸がぎゅーっとなるんですが、それを差し引いてもこんな優しい声で「でしょ」なんて言われたら恋に落ちる自信があります!(笑) 世の男性は皆でこの言い方を勉強すればいいと思う!!
昆夏美ちゃんは、本当に可愛い方だなあ…ロミジュリ初演のときに「うわあなんかすごく可愛い! しかも滅茶苦茶歌が上手い!」と昆ちゃん大好きになったんですが、それ以降諸々の理由で昆ちゃんを観る機会がなくて。今回観られてすごく嬉しかったです。ルーシーはエリックからもアダムからも愛される人なので、とにかく愛されるに足るだけの愛らしさがないと駄目だと思うのです。でも昆ちゃんならOKですとも! 特に、エリックとの出会いのシーンのルーシーの可愛らしさときたらもう! こんな子だったからエリックも好きになっちゃったんだなというのがよくわかる。あと昆ちゃんと浦井くんの手の大きさの違いがまたきゅんとなる…なんて小さくて可愛いんだ昆ちゃん! 昆ちゃんとさとしさんは「アダムス・ファミリー」でまた共演ですね。KAATに観に行きますよ!「アダムス・ファミリー」のポスターの昆ちゃん、可愛いすぎる!
石井一彰くんのスレニーはとにかくクールビューティー! 彼がポビーのお供でホームズの事務所を訪れたシーンで、一路さんがカニ歩きしてにじり寄りつつじろじろ石井くんを見る様が好きです(笑)。一路さん面白い! スレニーはキャラ的には美味しいのに残念ながら出番が少ない…でも石井くんはスレニー以外にも色んな役をやるので、出番としては実はそんなに少なくないという(笑)。スレニー殺害をホームズが再現するシーンでは、ホームズのナイフの扱い方が怖い…それもう刺してるんじゃなくて抉ってますよね、滅茶苦茶残忍な切り方してますよね…苦しむスレニーの演技がちょっとセクシーでどきっとしてしまった私はおかしいのでしょうか(笑)。だって石井くんの声ってセクシーで素敵なんですもの!
コング桑田さんのレストレード警部は、別に何の役にも立ってるわけではないんですが見てるとやたら癒される(笑)。「お・も・て・な・し」ならぬ「お・きゃ・く・さ・ま」なシーンとか、もう可愛くて可愛くて! 白い狼というより白クマさん、ルーシーとは違う方向で愛されキャラですね(笑)。
竹下宏太郎さんのマックスは、ホームズとのコントシーンが奇妙な進化を遂げてました(笑)。なんと、ついにマックスが気功をマスターした! さとしさんが対応に困ってましたよ!! そしてアドリブ入りすぎたせいで、若干台詞がぐだぐだに(笑)。カーテンコールでは、前回観たときは石井くんが貞淑な妻のように竹下さんに寄り添って腕を組んでましたが、今回は竹下さんが女性役で石井くんに腕を組んでました。いや、おかしいですから!!(笑)
そして忘れちゃならない宇野まり絵ちゃん。シャーロックブログが面白すぎるまりまり様。このお芝居、それなりの数の女性キャラが出てるんですが、ワトソンとルーシー以外の女性キャラはすべて彼女がやっている(笑)。面白マダムなマギーさんからセクシー舞台女優ベラ、さらにセクシーなキャサリンまで、全部(笑)!! 顔芸としか言いようのない変顔から色っぽい表情まで見事にこなす、素晴らしい女優さんですね。この方も大好きになりました。

ああ本当にDVDが待ち遠しい…本当に大好きです、このお芝居。ぜひ続編も日本でやってください! いや、それにはもう浦井くんも昆ちゃんも出ないってわかってますけど!! でもまりまり様と石井くんは出てもいいんじゃないかな、また色んな役やればいいと思う!(笑) 役者さんも音楽も舞台効果も素晴らしいクオリティ。オススメです。

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プロフィール

水瀬桂子

Author:水瀬桂子
水瀬桂子。
1月21日生まれ。水瓶座のO型。
趣味は観劇、映画鑑賞、読書。旅に出るのも好きです。
おいしいものを食べて、素敵な物語に接していられれば、この上なく幸せです。
三笠書房f-Clan文庫さんより、『妓楼には鍵の姫が住まう-死人視の男-』『妓楼には鍵の姫が住まう-黄泉がえりの人形-』が発売中です。

なお、「水瀬桂子」は「渡瀬桂子」と同一人物です。渡瀬桂子名義の近刊に『少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法』『ある日、月の夜に。-わがままな魔女と人狼の騎士-』(ともに一迅社文庫アイリスさんより)があります。水瀬名義は、f-Clan文庫さんが初めてです。こちらは、より趣味っぽい感じのもの用になりそうな予感…。

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