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無重力ー。

2014 - 01/05 [Sun] - 01:33

ちょっと遅れましたが、あけましておめでとうございます。
2014年という年が、どうか誰にとっても良い年になりますように。
昨年は前半で何度か体調を崩したこともあって割とのんびりぼんやり過ごしてしまいました。今年はもう少し色々頑張ろう。そんな目標を掲げてみた年始めです。でも健康第一。人間、体が資本です。

それはともかく、新年一発目のブログのカテゴリは「映画」です。お正月休みは勿論バーゲンにも行きますが、映画も観たくなるものですよね。え、私だけ? 
今年の初映画は「ゼロ・グラビティ」でした。3Dで観たので、結構無重力な感じを味わえましたよ。
というわけで、感想です。ネタバレしますよー。

そのとき、ライアン・ストーン博士は、地上から600キロ以上離れた宇宙空間に浮きながら、船外作業中でした。
そのとき、ベテラン宇宙飛行士のマット・コワルスキーは、ライアンの作業の手伝いをしていました。
最初にヒューストンが情報をくれたときは、「問題ないだろう」とのことだったのです。ロシアが不要になった人工衛星を爆破し、その破片が飛んでくる。でも、今の軌道ならぶつかることはないと。けれどその直後、「破片が他の衛星に次々ぶつかった結果、軌道が変わった」と連絡が入り、慌てて作業を終了させようとするものの、間に合わず。恐ろしい勢いで飛来する無数の破片、その一つがライアンが体を固定していた作業用アームをぶっちぎり、ライアンは虚空へ放り出されました。
視界は闇。何も見えない、つかめるものなんて何もない宇宙空間。必死にヒューストンに呼びかけても、返答はない。どうやら通信が途絶している様子。酸素の残りを確認すると、もう残りは10パーセント。絶望が押し寄せます。
けれどそこへ、マットの声が。「ライアン、どこにいる? そこから何が見える?」
宇宙遊泳のための噴射装置を背負っていたマットがライアンを見つけ、迎えにきてくれたのです。2人はロープで体を結び、シャトルへ向かって宇宙空間を進みます。ただひたすらに、会話をしながら。
「女性なのに『ライアン』って名前なのも珍しいな」
「父は、男の子が欲しかったのよ」
「地球には、空を見上げて君を想ってくれる人はいないのかい? 旦那は?」
「いないわ」
「子供は?」
「…娘がいたわ。でも4歳のときに死んだの」
なんとかシャトルにたどり着いたものの、シャトルは大破していて、船内にいた乗組員はすべて死亡。2人は残り少ない酸素と燃料を頼りに、今度はISSを目指します。
が、燃料が少なすぎて移動の勢いを殺すこともできず、ISSに激突してしまう2人。ものすごい勢いでバウンドし、2人の体をつないでいたロープが切れてしまいました。ISSが展開していたパラシュートのロープに足をからめて体を固定し、マットの体につながるロープをつかんだライアン。なんとかマットの体を引き寄せようとしますが、そうする間にも足にからめたロープがほどけていきます。このままでは2人とも虚空に放り出され、死んでしまう。マットが言います。「ライアン、ロープを離すんだ」勿論ライアンは離しません。けれどマットは自分からロープを切り離し、言いました。「ライアン、必ず生きて地球に帰ると言うんだ」
真っ暗な宇宙の彼方へと遠ざかっていくマット。2人をつなぐのはもはや無線だけ。マットは酸素切れで朦朧としているライアンに指示を出し、エアロックへと向かわせます。
どうにかISSの中へ移動したライアンは、通信設備を見つけてヒューストンに呼びかけますが、やはり返答はなし。マットに呼びかけても――やはり返答はなし。一部が切り離されたISSの中には船員はおらず、ここにある設備だけでは地球へは戻れません。マットが言うには、中国の宇宙ステーションまで行けばそこに宇宙船があるとのこと。
はたしてライアンは、たった一人でこの危機を乗り越え、地球へ帰ることができるのでしょうか――?

以前「宇宙兄弟」を観たとき、自分の大切な人が「宇宙飛行士になる!」と言い出したら、自分は「やめてくれ」と言って止めるだろうなと思ったんですが。この映画を観てあらためて思いました。うん、「頼むからやめて」と泣いて止めることにする。だって宇宙怖い! 宇宙飛行士が偉大なお仕事なのはわかってますが、宇宙怖いよ怖すぎるよ!

ストーリーは単純なんです。宇宙で事故が起きた。さあ、どうやって地球に生きて帰るか。それだけ。一種のサバイバルものと言ってもいい。が、それを実に丁寧に、そして実に素晴らしい映像でもって描き上げたこの作品は、まさに「映画館で観るべき名作」。本当にね、映像が素晴らしいんですよ。冒頭、船外作業をするライアンの頭上に映る地球の美しさときたらもう。しかも、本当に宇宙遊泳しているかのように動くカメラ。地球に向かって落っこちるかと思いましたよ。
飛来する破片にシャトルや宇宙ステーションが破壊されていくときの映像もすごい。何しろ宇宙には音がないので、無音で破壊されていくんですが、必死になって作業するライアンの背後で音もなく宇宙ステーションが砕け散っていく様は思わず首をすくめたくなるほど恐ろしく、でも同時にまばたきするのが惜しいほど美しかったです。

ライアンを演じたのはサンドラ・ブロック。ちょっとこの人何歳でしたっけ!? そりゃまあ「スピード」の頃に比べれば年取りましたけど、今でも十分美しいしスタイルいいですよね。
そしてマット役は、ジョージ・クルーニー。きゃー素敵渋いかっこいい! このマットがまた素敵な男なんですよ、宇宙空間に放り出されて着々と死に向かいながら言うことが、地球を眺めて「ああ、なんてことだ、素晴らしい。ガンジス河を照らす陽射しだ」ですよ! どんなときでも絶望の暗闇ではなく美しい光に目を向けられる、そんな人に私もなりたい。宇宙飛行士にはなりたくないけど。

1人生き残ったライアン。けれど不幸は重なるもので。ISS内で火災が発生、どうにかソユーズに乗り込んだものの、なんと燃料切れで動きやしないという。必死になって通信装置をいじくり回し、やっとつながったかと思えば、それはヒューストンではなく、どこかの無線愛好家。言葉も通じなさそうな彼の傍らでは犬が鳴き、赤ん坊が泣いていて、彼は子守唄を歌ってる。それはライアンから600キロ以上離れた地上の声。ああ、なんて楽しそう。なんて遠い。あまりに遠すぎる。
もうやめよう。酸素を切って、このまま眠ってしまおう。そうして楽になろう。全てを諦めて目を閉じるライアン。

そこへ聞こえる――ノックの音。

ここから先の展開が、もう私すごく好きで。ライアンが無線愛好家との通信で泣きながら「わうー、わうわう」と犬の鳴き真似を始めた辺りからじわーっと涙が出てたんですが、このノックの後のシーンで心臓がぶるぶる震えました。ああ。すごい。たぶん再生ってこういうこと。

新年一発目にふさわしい、素晴らしい映画でした。オススメです。

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プロフィール

水瀬桂子

Author:水瀬桂子
水瀬桂子。
1月21日生まれ。水瓶座のO型。
趣味は観劇、映画鑑賞、読書。旅に出るのも好きです。
おいしいものを食べて、素敵な物語に接していられれば、この上なく幸せです。
三笠書房f-Clan文庫さんより、『妓楼には鍵の姫が住まう-死人視の男-』『妓楼には鍵の姫が住まう-黄泉がえりの人形-』が発売中です。

なお、「水瀬桂子」は「渡瀬桂子」と同一人物です。渡瀬桂子名義の近刊に『少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法』『ある日、月の夜に。-わがままな魔女と人狼の騎士-』(ともに一迅社文庫アイリスさんより)があります。水瀬名義は、f-Clan文庫さんが初めてです。こちらは、より趣味っぽい感じのもの用になりそうな予感…。

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