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大事なことはメールでなく直接言いましょうね!

2013 - 09/10 [Tue] - 01:20

…いえ、プライベートの話ではございません。過去そういうことがあったかどうかは置いといて、今日の日記のカテゴリは例によって「観劇」。
シアターオーブでやっているミュージカル「ロミオ&ジュリエット」を観てきました。これ、初演のときにも観てまして、その時も今回もしみじみ思ったのが「大事な連絡はメールじゃ駄目!」ということ。というのもこのロミジュリ、現代アレンジなのです。なので、スマホもメールも出てきちゃう。で、ジュリエットが死んだとロミオが勘違いする原因が、なんとメールが届かなかったからだという! 「神父様のメールは!? 読んでないのー!?」というジュリエットの悲痛な叫びに泣くべきなのかそれとも笑ってもいいのか、いつも微妙な気分になってしまいます(苦笑)。
というわけで、感想です。ネタバレ…は、すみません、すでにしてますね。

今回はキャストがダブルだったりトリプルだったりしてまして、私が観てきた回は、ロミオ:城田優、ジュリエット:清水くるみ、ベンヴォーリオ:平方元基、ティボルト:加藤和樹、マーキューシオ:水田航生、パリス:岡田亮輔、死:宮尾俊太郎。
ちなみに初演のときは、ロミオ:城田優、ジュリエット:昆夏美、ティボルト:上原理生、マーキューシオ:石井一彰で観ました。で、ベンヴォーリオは浦井健治。若手の中では浦井くんだけダブルキャストじゃなかったですね。CDは城田くん版も育三郎くん版もどっちも持ってるので、一応全キャスト網羅した感じかなと。

再演の城田くんロミオ! 初演のときよりもやっぱり歌が上手くなってるー!! この前の「4stars」のときにも思ったんですけど、声の幅が以前よりも広がったような気がして、聴いていてとても心地よかったです。城田くんの声、好きなんですよー。甘い歌声は聴いていてとても気持ちいいし、低音になったときにぐっと深くなるのも素敵。前回は気持ちが入りすぎて息切れしたり、最後の方は歌が涙と鼻水でべしょべしょになってたりもしましたが(それはそれでお芝居としてはとても正しいので良いと思うんですが、育三郎くん版のCDを聴いて「あ、この歌、本当はこんな感じだったんだ…」と思っちゃったりもしたのです…)、今回はちゃんと歌と芝居が並び立ってて。そして私、やっぱりこの人のロミオ好きだなあ。冒頭の本当の恋を探してる純粋な青年ぶりも、忍び寄る死の影に不安を抱いて歌う「僕は怖い」の繊細さも、ジュリエットに恋した後のきらきらぶりも、すごく好き。テレビや映画では怖い役やミステリアスな役が多いですが、この人、普通に可愛い役も似合うと思うんです。二幕になるとロミオの人生は激動の末に死へとまっしぐらなんですが、ティボルトを殺すときの一瞬の狂気も、その後の絶望も、溢れ出すような感情の動きがこちらの心に迫ってくるようで素晴らしい。それに、何より城田くんはお姿が美しくて…脱いだときのお肌の白さにもびっくり(笑)。

ジュリエット役の清水くるみちゃんは、本当に可愛らしい方で。パリス伯爵から結婚の申し込みがあったと聞いて「ええっ?」と驚くところとか、ちょっとした台詞の言い方が自然で、普通の女の子っぽい。歌はちょっと高音が残念な感じでしたが、普段歌ってる方じゃないのにあれだけ声が出ていればまあ良いのかなと。仮面舞踏会でパリス伯爵から逃げまくるシーンが可愛い(笑)。パリスから逃げて、一瞬だけティボルトと踊るところではちょっとほっとしたようににっこりして、その後ロミオと出会って恋に落ちて。そーですか、そんなに嫌ですか、あのピンク伯爵…実は私このミュージカルにおけるパリス伯爵がお気に入りなんですけど(笑)。もう出てきただけで吹き出しちゃうくらい(笑)。とにかくピンクでとにかく馬鹿! もしやほっぺたもピンクに塗ってませんでしたか? いやまあ、確かに馬鹿ですけど、でもちょっと可愛いじゃないですかパリス様。「借金がぁ!」の歌い方も含め、私は大好きですよ。
ティボルト役の加藤くんは、ぎらぎらしててかっこよかったですねー。初演時の上原くんもぎらぎらしててとっても素敵でしたけど。ティボルトは「いつキレるとも知れない危ない男」で「あらゆる類の女を抱いてきた」な人なので、ぎらぎらしててほしいのです私(笑)。で、それなのに本当は切ない思いを抱えてるというのが良いのです。ミュージカル版のティボルトは本当に美味しい役ですよね。

そして、ベンヴォーリオ。私、ストレートプレイだろうとミュージカル版だろうと、とにかくロミジュリを観ると最終的にはベンヴォーリオに感情移入してしまうので、今回もベンヴォーリオには大注目。マーキューシオが死ぬ辺りからもう、基本的には彼にばかり目を向けてしまう私(笑)。マーキューシオの亡骸を抱えたまま肩を震わせて泣くベンヴォーリオ! 平方くんのお芝居を観るのは今回が初めてだったんですが、「狂気~服毒」の辺りのベンヴォーリオがとにかく可哀想で可哀想で。ひとりぼっちで一生懸命仲間達を止めようとして、でも全然聞いてもらえなくて地面に膝をついたところで聞こえる「ジュリエットさまが亡くなった!」の乳母の叫び。ゆっくりとそちらを振り返る顔に満ちた絶望ときたらもう。そこからつながる「どうやって伝えよう」の切々とした歌い方がとても素敵でした。
でもやっぱり、初演時の浦井くんを思うと、ちょっと前半のお馬鹿さんぶりが足りない気が…(笑)。浦井くんの、すべることを恐れない全力のボケっぷりを思うと! もう一度浦井ベンヴォーリオを観たい…なんて思ってしまったり。いや、平方くんも可愛かったですけど! でももしかして平方くん、ダンスそんなに得意じゃないのかな…それも浦井くんの勢いよすぎるダンスを思い出すのがいけないのでしょうか。本当にね、初演のときは、城田くんを観に行ったはずなのに、こっちで浦井くんが無茶苦茶きらきら輝いてて、あっちでは石井くんが妖しげな魅力を放ってて、そっちでは死がものすごい存在感を放ってて、どこを観てればいいのかまるでわからなかったのですよ。

そう、そして死。相変わらずすごい存在感でした。結構な数の人の中にまぎれて立ってても、明らかに周囲から浮く。浮きすぎて気になる!! ロミオとジュリエットの結婚式のシーンでも、上の方に立ってる死がカクーンと首を傾けた瞬間、怖すぎてそっちから目を離せなくなってしまいましたよ。嫌ー怖い人間じゃないよこの動きー! ロミオとからむシーンでは、城田くんの長い脚の間を前から後ろからするーんとすり抜けてたり。バレエダンサーの体の柔らかさときたらもう…セットの二階から紐にぶら下がって降りてくるとき、開脚したら片足が普通にそのまま一階に届いちゃいそうで、やっぱりメインの芝居よりもそっちが無茶苦茶気になるという(笑)。初演のときの死とはまたちょっと印象が違ってましたが、うん、怖かったです…。

乳母役の未来優希さんは本当に歌が上手くて、そして面白かったです。マーキューシオに胸揉まれまくってましたけど大丈夫なんですか!? 石川禅さんのジュリエットパパの歌には、今回も惚れ惚れさせていただきました。そして涼風真世さんのジュリエットママの昼ドラぶりに今回も感服(笑)。お家にやってきたティボルトにお花あげようとして、でもティボルトが切々とジュリエットへの愛を歌い始めるとみしっとお花へし折って、さらに床にたたきつけるという(笑)。

今週末、もう一度観に行く予定です。城田ティボルトを観るのです! 他のキャストも変わるので、どんな風になるのかとても楽しみです。

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プロフィール

水瀬桂子

Author:水瀬桂子
水瀬桂子。
1月21日生まれ。水瓶座のO型。
趣味は観劇、映画鑑賞、読書。旅に出るのも好きです。
おいしいものを食べて、素敵な物語に接していられれば、この上なく幸せです。
三笠書房f-Clan文庫さんより、『妓楼には鍵の姫が住まう-死人視の男-』『妓楼には鍵の姫が住まう-黄泉がえりの人形-』が発売中です。

なお、「水瀬桂子」は「渡瀬桂子」と同一人物です。渡瀬桂子名義の近刊に『少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法』『ある日、月の夜に。-わがままな魔女と人狼の騎士-』(ともに一迅社文庫アイリスさんより)があります。水瀬名義は、f-Clan文庫さんが初めてです。こちらは、より趣味っぽい感じのもの用になりそうな予感…。

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