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おほしさまなおうじさまたち。

2013 - 05/12 [Sun] - 19:22

シンガポール旅行記がまだ終わってませんが、ちょっと昨日のお出かけが楽しすぎたので。
ええと、カテゴリ「観劇」ですが、お芝居ではないです。コンサートに行ってきました。
3大ミュージカルプリンスコンサート「StarS」。シアターオーブにて。
というわけで、ネタバレしますよ!

ミュージカルプリンス。日本ミュージカル界の王子様。一体誰だそれはと問われたら、確かに私もこの人達を挙げたい。井上芳雄、浦井健治、そして山崎育三郎。テレビや映画やストレートプレイにも出ることはありますが、それでもやっぱりメインは舞台のミュージカルで、勿論歌が上手くて、何よりスター性のある若手さん。
そんな人達が、この度3人で「StarS」というユニットを組んでデビューなさいました。
ミュージカル界の人達がコンサートってどんな感じなのかな、ミュージカルナンバーを粛々とやってくのかなと思ってたら、バンド背負って、ダンサー6人も入れて、歌あり踊りありトークありの大変エンターテイメント性の高いコンサートになってましたよ!

プリンス達御自らによる開演アナウンスの後、ぱっと明るくなった舞台上に3人並んでるのを見た途端、思わず「わあっ」と声を上げたくなりました。かっこいいー。オリジナル曲の「Gleam」を踊りながら歌う彼らは、曲の明るさもあって、なんかやたらと歌の上手いジャニーズみたいでした(笑)。すっと真っ直ぐな脚がかっこいい井上くん、誰より軽やかに踊るその腰つきにシャルル殿下の面影が見える浦井くん、きらきら笑顔で手を振る育三郎くん。お客さんも物販コーナーで売られてたサイリュームライトを買ってる方が結構多くて、色とりどりのライトが右に左にきらきらと。2曲目を歌った後にトークのコーナーになったんですが、このサイリュームが王子様達は大変お気に召しているらしく。井上くん曰く「もう、始まる前に舞台袖でサイリュームが光り始めるのを見た浦井健治のテンションが大変なことになってました」と。育三郎くんが「『わぁぁあ、きれえぇえい!』」とそのときの浦井くんの様子を身振り付きで再現(笑)。井上くん曰く「クリスマスを迎えた子供のよう」だったそうです。…なんつーかこう、初っ端のトークから、3人の関係性がわかる感じですねー(笑)。愛されてるな浦井くん! 一番年上の井上くんがいじり役かつまとめ役の長男で、はちゃめちゃな次男の浦井くんがいて、しっかり者の育三郎くんが末っ子としている感じ。育三郎くんは、舞台前方のライトのところに井上くんと一緒にタオルを置いてたんですが、使い終わると井上くんの分も一緒にまたライトのところに持って行って、いちいち丁寧に畳んで並べてました。何だろうこの几帳面な人!(浦井くんだけはなぜか後方のバンドメンバーの近くに置いてましたね)

トークの後は、お客さんの誰もが聴きたい、彼らが今まで出演してきたミュージカルのナンバーをメドレーで。「ダンス・オブ・ヴァンパイア」のフィナーレ曲から始まって、ロミジュリの「世界の王」やWアルフレートによる「サラへ」、レミゼの「夢やぶれて」を井上くんと育三郎くんがデュエットで歌ったり。圧巻だったのが、エリザベートの「最後のダンス」と「闇が広がる」。「最後のダンス」は井上くんがダンサー引き連れて一人で歌ってたんですが、これ良かった! 井上くんのトート観たい! トートダンサーと一緒に踊ってほしい! 「闇が広がる」は3人で歌ってました。これがまたちょっと面白いことをしていて、3人でトート役とルドルフ役を回していくという形。トートのパートを歌ってる人には赤いライトが当たるので、切り替えがわかりやすい。そして、そういう形で歌いますよと曲の前に説明したときのトークが非常に愉快でした(笑)。「えー、この歌は本来トートとルドルフの2人で歌うものですが、StarSなので、今回は3人で歌います。というわけで、トートと、ルドルフと、『お前誰だ』という感じで」。…ああうん、確かに一人余るよね、2人しかいないはずのシーンにもう一人いたら誰ですかあんたってなるよね。どうするんだろうと思ってたら、最初にルドルフ役をやった浦井くんがダンサーの人に脱がされたジャケットを何か意味ありげに後ろで抱えたり床に落としたりする感じで『お前誰だ』役が回されていきましたよ(笑)。うん、意味なく立ってる人じゃなかった、誰かわからないけどちゃんと舞台上に必要のある人になってた。だからそんな人を『どうでもいい人』なんて言い間違えちゃいけませんよ浦井くん!(笑)。

出演した舞台のナンバーの後は、彼らが出てない舞台のナンバーが披露されました。「ウィキッド」とか「レント」とか「バーレスク」とか。育三郎くんが歌った「レント」の「Today 4 U」は、非常にありですね! 育三郎くん、エンジェル役似合うと思います。声質甘いし、お顔も中性的だし。「Today 4 U」の後は、井上くんが「バーレスク」でがーんとセクシー方面に思い切りよく舵を切ってましたよ。何しろ衣装がすごい! 暗めのピンクっぽいジャケットに膝丈ズボン、そして…黒ストッキング…それとも網タイツ…? 喘ぎ声まであげて色っぽいこと(笑)。
そしてその後が、浦井くんによる「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の「Midnight Radio」。これがもうものすごく感動的で! 歌自体が持つパワーもあるとは思うんですが、浦井くんの声ののびがまた素晴らしくて。私やっぱり浦井くんの声が大好きだなあ、透明に響く高音もいいけど、深みのある低音もすごく聞いてて心地いい。そして、そこに重なる他の二人の声がまた素晴らしい。うわああ、いいもの聴いた…! なんでこれCDに入れてくれないかな! ていうかこの公演トークも含めてまるごとDVDにしてほしい…!!

3人とも音域的には高めなんですが、声質や歌い方がそれぞれ違うんですよね。井上くんが一番声楽学んだ人らしい正統派な歌い方で、でも時々ちょっと歌謡曲っぽくなる(笑)。浦井くんはポップス的な歌い方で、育三郎くんは2人の中間な感じでしょうか。トークのときに御本人達も仰ってましたが、3人でハモったときの響きが素晴らしい。これがStarSのデビューということは、次もまたあるということですよね! 絶対また聴きに行きます! トークも含めて!!

というか、歌ってる最中は素晴らしいのに、トークの壊れっぷりがもう本当にすごくて(笑)。誰がって勿論浦井くんがですよ。「芳雄さんのことをとっても尊敬している」とアピールしてたはずなのに最終的には土下座して謝る羽目になる浦井くんが面白すぎる!(「ほーんとぉおのーあいー」と井上くんの歌い方を真似した様があまりにひどかったので、育三郎くんが「それ、謝った方がいいよ」と促したのです…) けれど、彼のトーククラッシャーぶりが最も発揮されてしまったのは、ラストナンバーをこれから歌いますよというとき。StarSというのはお客さんも含めてなんですよ、という説明を始める浦井くん。「宇宙では、たくさんの星がぶつかりあって化学反応を起こしてるんです! すごいんです! だから僕達もそんな感じでいっぱい光っていければと!」と熱弁をふるう彼に、井上くんが冷静に「うん、でもぶつかり合わなくてもいいんじゃないかな…」と突っ込み。でも浦井くんは止まりません。「でもほら、たくさんぶつかって隕石みたいに降ってきたら!」「落ちてるじゃん!」育三郎くんも突っ込む! しかしまだ浦井くんは止まらない。星がたくさんたくさん集まって光が大きくなっていくのは良いことだと、そしたらミュージカル界にももっと多くの人々が関心を向けるのではないかと、語り続けます。お、意外といいこと言ってるな、と私もうなずきながら聴いていたら、なんかもう興奮してわけわかんなくなってしまったらしい浦井くんはこう続けました。「もっともっと明るくなったら、たくさん人が集まるんですよ! だって、皆明るい方に行くでしょ! 蛾みたいに!」「蛾かよ!」わー、この人今、お客さんのこと蛾呼ばわりしたー! 爆笑する客席。今の蛾発言をフォローしようにもフォローできなくて、ひたすら蛾発言に引っかけてトークを展開していくしかない残り二人。「どうしてあんなこと言っちゃったんだろう…!」とぶるぶる声を震わせながら言う浦井くんに「泣くな!」という育三郎くん。まとめ上手な井上くんにさえまとめきれない崩壊トークは、最終的には力技でまとめられ(井上くん、最後には浦井くんに向かって「お前は何も言うな!」と…)、ラストナンバーへ。でもお客さんは、イントロの演奏が始まってもまだ笑いが収まらず、くすくす笑いがあっちでもこっちでも続いていました。いや、歌が始まったらさすがに皆様ちゃんと聴いてましたけどね。
 
ミュージカル界の王子様達はそれぞれきらきらと素敵でした。育三郎くんのレミゼ、観に行きますよー!(StarSの明るい雰囲気のままちらっと歌った「民衆の歌」、面白かったです)井上くんと浦井くんの『二都物語』も絶対行きます!(でもまだ抽選待ち)
それぞれの舞台での活躍も楽しみにしつつ、StarSとしての今後の活動も非常に楽しみです。面白かったし、素晴らしかった!!

そして、お星さまな王子様達を堪能した後は、神保町に移動して、お友達と一緒に脱出ゲームをやってきました。書泉グランデの中で開催されてた「本屋迷宮からの脱出」。ゲームブック片手に、本屋さんの中を上から下まで歩き回ってヒントを探し、謎を解くゲームです。ミステリーナイトは毎年出てますが、脱出ゲームは初めてかも。うんうん悩んだ末に無事脱出成功しました! 
しかし書泉、面白い本や物が多すぎて、ゲームの最中にあちこち目移り…そして、ついついこんなものをお友達と一緒に共同購入してしまった私。ボードゲームはあんまりやらないんですが、つい…そのうち温泉旅行でも企画して、これ持っていこうかと思います。参加者募集中ですよ(笑)。

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プロフィール

水瀬桂子

Author:水瀬桂子
水瀬桂子。
1月21日生まれ。水瓶座のO型。
趣味は観劇、映画鑑賞、読書。旅に出るのも好きです。
おいしいものを食べて、素敵な物語に接していられれば、この上なく幸せです。
三笠書房f-Clan文庫さんより、『妓楼には鍵の姫が住まう-死人視の男-』『妓楼には鍵の姫が住まう-黄泉がえりの人形-』が発売中です。

なお、「水瀬桂子」は「渡瀬桂子」と同一人物です。渡瀬桂子名義の近刊に『少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法』『ある日、月の夜に。-わがままな魔女と人狼の騎士-』(ともに一迅社文庫アイリスさんより)があります。水瀬名義は、f-Clan文庫さんが初めてです。こちらは、より趣味っぽい感じのもの用になりそうな予感…。

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