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X-MEN:アポカリプス!

2016 - 09/06 [Tue] - 01:55

近頃不安なことがあると、StarSの人達が頭の中で「心配ないさ~♪」と歌ってくれるようになりました(笑)。WOWOWで月イチ放送してる「トライベッカ」、次回が最終回というのが非常に残念です。舞台ではまず観られないようなタイプの彼らの芝居、まず歌ってくれなさそうな感じの歌、そして絶対やってくれなさそうなとんでもないメイク(笑)。コントとミニドラマとミュージカルソングと反省会という構成も良いですね。落ち込むことがあると、とりあえず「トライベッカ」の録画分を観て気持ちをあげることにしております。…実は我が家の猫がちょっと体調が悪くて…食欲が落ちまくりだったので病院連れてったら、甲状腺機能亢進症とのことで。今はもう普通にごはん食べてくれるようになったしご機嫌も良いようなんですが、朝晩薬を飲ませて様子をみることになりました。うんでも大丈夫、脳内で浦井健治くんが「心配ないさ~!」と歌いながら拳を振り上げてくれるので、きっと心配ない。

それはともかく、「X-MEN:アポカリプス」を観てきました。X-MENシリーズは、そういえば1作目から必ず映画館に観に行ってます。1作目は後輩に連れられて何の気なしに観に行き、「面白いけど普通だなあ」くらいの印象だったんですが。2作目公開時にやっぱりなんとなく一人で観に行ったら、これがもうとびきり面白くて! 3作目は監督替わったせいもあって色々「えー…」なところもあったんですが、その後のウルヴァリンスピンオフも大好きですし、「ファーストジェネレーション」以降のチャールズとエリックがまだぴちぴちだった頃のシリーズなんて超好みで!! というわけで、今回のもどーしても映画館で観たかったわけです。が、公開直後は諸々の都合で予定が合わなくて、そしたらさっさと上映終了だのレイトショーのみだのにさくさく切り替わり始めてて、「え、ちょっと待ってちょっと待って!」と焦って日比谷まで行って3Dで観てきました。地元はどこもレイトショーのみになってたんですよ! ひどい!! 「シン・ゴジラ」にいい劇場全部とられてたのは知ってるけど、でもひどい!!
で、観に行ってみたらば、これは「X-MEN」シリーズを今まで観てきた人はぜひ観るがよしな御作品で。逆に言えば、これまでのシリーズ観てない人は劇場入る前に回れ右して旧作全部観てから出直してこいという感じでした。そうじゃないと、ブライアン・シンガー監督のX-MEN愛を受け止めきれないはず! とにかく全編各キャラの見せ場の連続。大好きだったあのキャラこのキャラ、旧作とはキャストは違うし設定も違うけど(何しろ若い頃の設定だし、前作で未来変えたせいで過去も変わってますからね)、でも大好きな彼らの見せ場がふんだんにありますよ!!
というわけで感想です。ネタバレしますよー。

映画が始まると、そこはいきなり紀元前3600年のエジプトです。「王家の紋章」ではありません。帝劇千秋楽おめでとうございます。…いや、それはさておき、何やら偉そうな人々が歩いていく中、わかりやすく目につくイケメンな衛兵が何やら不穏な様子を見せています。今歩いて行った偉そうな人々は、実は古代にすでに存在していたミュータント。中でも、別のミュータントの体に己の魂を転移させてはその力を我が物として様々な能力を蓄積しているアポカリプスことエン・サバ・ヌールは、神として崇められておりました。そして今、彼は肉体再生能力を持つミュータントを新たに手に入れ、その体に乗り移ろうとしているのでした。が、彼の圧政に反発した者達は、「偽りの神め!」と彼を罵り、ついに反撃に出ます。彼が無防備になる儀式の真っ最中、先ほどのイケメン衛兵を筆頭にして、儀式が行われているピラミッドを破壊したのです。崩れ落ちる建物、御付の女ミュータントの力でかろうじて守られたもののアポカリプスは地下深くへと封じ込められてしまったのでした。
そして時は流れ、1983年。前作で世界の危機を救ったミスティークことレイブンは、ミュータント達に英雄と崇められつつも単独で行動し、各地で虐げられているミュータントを解放していました。一方、前作で世界を危機に陥れようとしたマグニートーことエリックは、国際的指名手配犯ながら、正体を隠してポーランドの田舎町の鉄工所で働いていました。美しい妻と愛らしい娘とともに、このまま幸せに暮らしていけるはず…しかし、彼のそんな夢は、ある日粉々に打ち砕かれてしまいます。鉄工所で起きた事故を能力を使って阻止したことから正体がばれ、兵隊に囲まれた末に妻子を殺されてしまったのです。怒りにまかせ、兵隊を殺してしまうエリック。そのまま鉄工所の連中も皆殺しにしてやろうと出向いた先で、エリックは、奇妙なミュータント達に出会います。それこそ、現代によみがえったアポカリプスと新たに確保した御付のミュータント達。アポカリプスは常に四人の「黙示録の騎士」を従える決まりなのです。決まりといっても絶対マイルールです。意外と周囲から愛されていたいキャラなのですたぶん。アポカリプスはエリックのこともぜひ四騎士の一人に迎えたいと、スカウトにやってきたのでした。
潜伏していたエリックが人を殺したことを知ったレイブンは、チャールズ・エグゼビアの学園にやってきて協力を求めます。学園には、己の能力を制御できなくて苦しむジーン・グレイやスコットが迎えられていました。が、チャールズがセレブロを使ってエリックに呼びかけたことにより、アポカリプスはチャールズの存在に気づいてしまいます。最強のテレパシーを持つミュータント。それこそまさに、アポカリプスが欲していた力。アポカリプスは学園に乗り込み、チャールズを奪い去ると、己の求める世界を作るために今ある文明を破壊しようとし始めるのでした。さあ、古代からよみがえった神のごとき最強ミュータントに立ち向かえX-MEN! 戦闘機も戦闘服もすでに用意済みだぞ!!

チャールズにとっては、「そしてハゲになる」の回でしたね(笑)。ポスターでまるっとはげてるジェームズ・マカヴォイを見て、「ああ、ついに…」と片手で顔を覆ったのは私だけじゃないはず。しかもマカヴォイ、このために本当にスキンヘッドにしたそうで。役者さんはすごいな! しかしまさか、チャールズがはげた理由が、アポカリプスに乗り移られそうになったからとは思わなんだですよ。魂の入れ替えが始まった途端、ざあっと一瞬で抜け落ちる髪!! アポカリプスが乗り移ると姿形もアポカリプスに変わってしまうんですが、まずそこからかー!! というか、アポカリプスさんは、相手の頭髪に影響を与えすぎです。古代から現代にタイムスリップ状態で、御付の四騎士も失われて「えええ、わしどうしよう…」という感じにおどおどと雑踏に踏み出した先で出会った若かりし頃のストームに目をつけ、速攻でスカウトして「わが力を与えよう!!」とストームをパワーアップさせた瞬間、一気に白髪に変わるストームの髪!! こ、これもお前の仕業だったかー!! その後、エンジェルを再パワーアップさせたときも、頭髪がくるくるとキューピーちゃんのように変化してましたが、何なの頭髪いじるのとセットなのあなたの力は。
アポカリプスにあっという間にさらわれてしまうチャールズでしたが、全世界の皆に向けてアポカリプスの声を届ける発信機代わりにされたチャールズが、最後のひと言だけ自分の言葉にすり替えて、「強い者が弱いものを守れ」と言い放ったときはかなりぐっときましたね。チャールズ、あなたって人は!! 私がこのシリーズを大好きな理由の一つが、この作品が、異端視され差別されるマイノリティの怒りと悲しみを描きつつ、それでも彼らが「善きもの」を信じようとしていることなんです。化け物と他の人々から呼ばれようと、その力を誰かを助けるために使えればと結成されたX-MEN。これですよ、このチャールズの言葉こそがX-MENの存在意義そのものですよ!
あと、今回、まさかのチャールズの肉弾戦が見られてびっくりでした(笑)。アポカリプスに対抗する手段として、精神世界で戦えば自分にも利はあると考えたチャールズが、アポカリプスの心の中に入って思いっきりボコりにいくという。まあ、あっさり逆転されてボッコボコにやられて「助けてジーン…」となるんですけどね。

マイケル・ファスベンダー演じるエリックは、今回もかっこよかった…しかしまさか、前作の後、ささやかながらも幸せな家庭を築いていらっしゃったとは。娘さん、可愛かったなあ。いいパパしてたなあ。なのに、妻子を殺されてしまうあのシーン。娘に託したペンダントを使って兵隊たちを瞬殺する彼の姿はそれはもう悲しくて、「これが俺なのか!」という慟哭は辛すぎて。しかも追い打ちをかけるように、アポカリプスがスカウト直後に連れて行った場所はアウシュヴィッツですよ。彼が最初に家族を失った場所ですよ。そんないじめないでよエリックを!! いや、いじめたくなる気持ちはすごくよくわかるが!! でもアポカリプスさん、頼むから、四騎士に迎えたエリックに例のマグニートーヘルメット渡すのはやめて…あの最高に似合わないヘルメットをファスベンダーさんにかぶせないで!! エリックがアポカリプスにつくのをやめてX-MENに加勢するとき、彼がぶん投げた鉄骨ががきーんがきーんとXの形になるのかっこよかったなー。べただけど、ああいうのっていいですよね。「おおおっ」って興奮しました。あと、ラストシーンで、ジーンと共同で学園の建物を再建してた姿が非常に微笑ましかったです。何なんですかあれ、ジーンが持ち上げた木材にすかさず鉄のくさびを打ち込むのが彼の役目ですか(笑)。もうそのまま学園残っちゃえよ、時間軸変わったからもうブラザーフット作らないんじゃないのあなた。レイブンと一緒に教師になっちゃえよ!
エリックといえば、クイックシルバーの父親でもあるという事実が明かされてびっくり。この事実が明かされた瞬間のレイブンの「なんだとう!」という目の表情が好きでした(笑)。クイックシルバー、今回も大活躍でしたね! やってることは「SPEC」のニノマエくんなんですが、彼が大爆発から学園の生徒たちを救うシーンの画の面白さといったらもう!! ここ、ブルーレイ買って何度でも観直したい!! しかしクイックシルバー、見かけによらず力持ちですね。ぽいぽいと人を投げる投げる。クイックシルバーのスピンオフできないかなー、絶対面白いと思う!

ミスティークは、このシリーズに出てくる女性キャラの中では一番好き。今回もレイブン、頑張ってた!! 戦う女かっこいい。前作で世界の危機を救ったことで英雄に祭り上げられて、でも自分はそんなものじゃないと思ってたった一人で戦い続けてたレイブン。学園で彼女の正体に気づいた生徒たちが「彼女だ」「英雄だ」と囁き合うシーンでちょっといたたまれない顔をするレイブンでしたが、貴女は立派に英雄なんだよと言ってあげたい。まだ街のコソ泥でしかなかったストームが、彼女の絵を壁に貼ってたことを教えてあげたい。貴女が1人で戦い続けた十年は、多くのミュータントを救い、そして彼女がまだ出会っていないミュータントの心にも光を与えていたんだよと。前作で時間軸が変わったことで、レイブンは今作ラストで学園の教師になってましたが、それはそれでこの先の物語が観てみたくなる感じですね。
若き日のジーン・グレイは、ソフィー・ターナー。ファムケ・ヤンセンと雰囲気違いすぎてちょっと違和感ありましたが、この映画においては最重要キャラに近かったですね。何しろアポカリプスは滅茶苦茶強い!! 精神世界でチャールズをボコりつつ、現実世界ではマグニートーとサイクロプスの力を軽々弾き返しちゃうくらい。どうするんだ、絶対X-MENが勝つのはわかってるけどどうやって勝つんだと思ってたら、切り札はジーンでした。そうだ、ぼくらにはジーン・グレイがいた! 相手を分子レベルで分解しちゃえる彼女のチート技炸裂で、アポカリプスさん退場でした。最高レベルに力を発揮したジーンのオーラがフェニックスになってて、かっこよかったですね。 
若き日のサイクロプスことスコットがジーンの姿を初めて目で見た瞬間に恋に落ちるのもよかったですね。姿が見えないときは全然そんなじゃなかったのに、バイザーもらって目を開けられるようになった途端、目に止まった美人に釘付けなスコット(笑)。この2人のらぶらぶした感じが大好きなので、こういうエピソードをきちんと入れてあるのが大変よいですね。さすがブライアン・シンガー監督。キャラを愛してますね!
若き日のナイトクロウラーも、大変良い感じでした! このキャラ好きなんですよー、ビジュアルもいいし、くるっと回って青い靄に変わりながらテレポートするのがすごくかっこいい! しかもすごくいい人。愛すべきキャラですよね。ナイトクロウラースピンオフを作ってくれてもいいんですよ!!
あと、ドラマ一話でかまわないので、チャールズとハンクが学園で過ごしてる様が見たい…プログラムに載ってたマカヴォイのインタビューで、チャールズとハンクの関係に言及してる部分があったんですが、その部分に非常に萌えたのは私だけではないはずだ!! どっちが洗濯するかでもめる2人だの、キッチンで「俺の作るサンドイッチの方が上手い」とか自慢し合う2人だの、なんかもうそういうどうでもいい感じにいちゃいちゃした2人が観たいですお願いします!!
そして忘れちゃいけないウルヴァリン。ちらっとだけ出てきましたが、さすがに筋肉は今回あんまりでしたね(笑)。時間軸変わっても、彼がアダマンチウムを体に入れられるのは変わらないんだなあ。でも、ジーンが彼に記憶をちょっとだけ戻してあげたことで、この先の彼には間違いなく何らかの変化があるはずで。やっぱりこの先の彼らも観たいなあ。シンガー監督、もうちょっとお願いします!

というわけで、私としては大満足な感じでした。これでX-MENシリーズは一段落らしいですが、スピンオフなり仕切り直しなり絶対あると思ってるので、楽しみに待つのですー。

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スペクター。

2016 - 01/11 [Mon] - 17:47

だいぶ元気になってきました。療養中は、年末の福山雅治ライブで買ってきた「BROS.TV」の最新DVDを見たり、録りたまった映画やドラマを見たり、友人から届いた煩悩の山を読んだりしてましたよ。録画ドラマの中では、年末年始にWOWOWで放送してた「暴走地区 ZOO」が大変面白く。まだ全話観終わってないので続きが気になる! 東京の描き方が「…うん、海外ドラマで出てくる日本ってこんなだよね!(笑)」という感じなのはともかく、くるくると世界中を駆けめぐって進むストーリー展開はなかなか目が離せない。いいなあ好きだなあこういうの。 
というわけで、ちょっとは文書く気力もわいてきたので、そろそろ正月休みに観た「007 スペクター」の感想でも。ネタバレしまーすよー。

前作で自らご実家を吹っ飛ばしたボンドくん。それで様々なことが吹っ切れたかのように、ちょっと別人のような軽快さで単身世界を飛び回っております。メキシコの「死者の日」のお祭りに潜り込み、美女と一緒にホテルの部屋にしけこんだかと思えば、その美女を放置してライフル片手にお隣の建物を狙撃しに行ったり、ローマで葬式直後の未亡人にばっちり手を出しつつ秘密組織の存在を暴いたり。一体お前何をしとるんじゃとMに怒られますが何のその。マネーペニーやQの助力を得つつ、まだまだ単独行動を続けます。
実は彼が動いているは、前作で亡くなった先代Mの指示によるものだったのです。しかも、ボンド自身にも、件の秘密組織「スペクター」には因縁が。ボンドがこれまで関わってきた事件は全て、このスペクターの構成員によるものだったのです。しかも、組織の会合に潜入してボスの顔を拝んでみれば、それはよく知っている男の顔。幼い頃に両親を亡くしたボンドが引き取られた先の実子、フランツだったのです。でも、とっくの昔に父親もろとも雪崩で死んだはずのフランツがなぜ? ボンドは、かつての敵ミスター・ホワイトの居場所を突き止め、彼の娘のマドレーヌと共にスペクターを追うのでした……――。

そうなんですよ、ついにダニエル・クレイグ版ボンドが、「軽さ」を手に入れたのですよ。あんなに硬派で(…でもないか?)、あんなに孤独で、あんなに犯罪者のような怖いお顔(これは今でもそう)の彼が、出会う美女には一通り手を出し、首尾よく任務を終えればにんまりし、崩壊する建物から飛び降りた先にはばっちりソファが置いてあって「ふう、無事着地!」的にぼっすりクッションの上に落下するというエンタメ式助かり方まで身につけて、見事一皮剥けた「クレイグ・ボンド(改)」にバージョンアップしてたのですよ!クレイグ・ボンドといえばとにかく友達のいなさそうな、ゆえに単独行動するしかなさそうな雰囲気が満々だったんですが、今回の彼は割と自分からマネーペニーやQを頼ってましたね。特にQとボンドのからみが素敵(笑)。なんとボンドがQに対して軽口叩いた! そしてそれを嫌そうに受け流すQ(笑)。でも、「僕にはローンもあるし、2匹も猫飼ってるから、直属上司のMには逆らえないよ!」といいつつ、雪山出張までしてボンドを助けてくれるQ! 私、旧作のおじいちゃんQも好きでしたけど、クレイグ版になってからのベン・ウィショーのQがすごく好きなんですよ! そうか君も猫派か、よし、お友達になろう!(笑)
全般的に軽快な感じになった今作では、ギミック満載のボンドカーも復活。「残念ながらこれは009のものになることが決まってる」と言いつつもそれをボンドに見せちゃうQは、うかつなのか確信犯なのかただの自慢したがりなのか(笑)。まんまと007に盗まれたその車の装備は、「バックファイア」(火でも吹くかと思ったら、マシンガンだったようで。しかも弾切れ)、「噴射」(こっちが火炎放射器だった)、「環境」(009のテーマ曲とおぼしき楽しげな音楽が大音量で! 曲は「ニューヨーク、ニューヨーク」だった気が)、そして「エアー」(空でも飛ぶのかしらと思ったら、運転席がばーんと上に…パラシュートもちゃんとついてました)。うん、007シリーズではやっぱりこういうの見たかった! クレイグ・ボンドでは無理かと思ってた! そしてそんな大がかりな上にものすごく高価な車を惜しげもなく川に沈めるボンドくん…009に怒られろ!

まあ、軽さを手に入れたといえど、やっぱりテーマはずっしり重たいクレイグ・ボンド。「殺しのライセンス」は、同時に殺さないことを選択するためのものでもあるというお話。変わり果てた姿となったミスター・ホワイトと話すシーンや、クライマックスのブロフェルドとのやりとりがすごく良かったなあ…ブロフェルド、一応白いペルシャ猫を傍に置いてましたね(笑)。膝に乗せてなでてはいなかったですけど。あの拷問部屋が爆発した時、一番私が気にしたのはあの猫ちゃんの安否ですよ…ブロフェルドが身を挺してかばったと信じてますよ、彼の顔の怪我はそれによる名誉の負傷なのだと! ところであの拷問シーンは、見てて結構辛かった…「カジノ・ロワイヤル」の例の拷問シーンほどのインパクトはないですが、頭部に細い針を電気ドリル的な装置で差し込むという。ていうか、あれだけガスガス刺されてたのに、その後何の問題もなくアクションするボンドくんすごい。彼の脳味噌は一体どうなってるの!? 

ミスター・ホワイトの娘さんのマドレーヌ役は、見たことあるなあと思ったら、ミッション・インポッシブルシリーズで殺し屋役で出たことのあるレア・セドゥさんでした。この人の顔好きだなあ。ボンドくんと一緒に列車の中でお洒落に着飾ってディナーしようとしたり(いや、食べる前に襲撃されて大変なことになってましたが)、銃は嫌いだと言いつつ最終的にはがんがん撃ちまくったり、たくましくも素敵な女性でした。
ローマでボンドくんとちらっとからむルチアは、モニカ・ベルッチ! すごい女優さんなのに、割とあっさり登場シーン終わらせるこの贅沢。ローマのパートは、映像もとても美しかったですね。

今回は過去の事件の総括的な意味も強く、クレイグ・ボンドはもしやここで一段落なのでしょうか。もう何作かこのクレイグ・ボンド(改)で観たいなー、せっかくQやMやマネーペニーとの関係もわくわくする感じになってきたことだし。「大抵の衝撃はシートベルトさえしてれば乗り切れる!」的な軽いノリもありつつ(ボンドだけじゃないんだ、マドレーヌもブロフェルドもみーんな結構な衝撃をシートベルトだけで助かってるんだ…)、きっちり重厚さも見せるクレイグ版ボンドが私は大好きですよ。でもオープニングテーマとともに流れた映像はほぼ北斎で笑えました(笑)。美女に絡むタコ! これで笑えるのは日本人だからなのでしょうか。

ST映画。

2015 - 01/11 [Sun] - 23:27

映画「ST 赤と白の捜査ファイル」を観てきました。しかも公開初日の初回で(笑)。映画館に入ったとき、私と友人以外だーれもいなくて、しばらく待ってもだーれも来なくて、「え? え? どーゆーこと? 貸切? 貸切なの??」と思っていたら、上映が始まる5分前くらいにどーっと人が増えまして。朝イチの上映だったからかな? その後の回はお客さんたくさんのようでしたし、観終わってからグッズ売り場行ったらすでに売り切れの品もありましたしね。
というわけで、感想です。公開直後なので、極力ネタバレはしない方向でー。

多様化する現代犯罪に対応するため、科捜研の優秀な研究者5名を集めて結成された「ST(Scientific Task Force)」。この2年余りの間に数々の事件を解決へと導いてきた彼らに、最大の試練が訪れました。STの実質的なリーダーである赤城左門が、逮捕されたのです。容疑はなんと殺人! STのキャップである百合根警部は3日後には別の部署に異動予定だというのに! 百合根はなんとか3日以内に事件を解決して赤城の無実をはらそうとしますが、赤城は何も話そうとしません。その上、赤城は警察署から逃亡してしまったのです! 当然捜査本部は赤城を探し出そうとし、STメンバーまでもが赤城を追う側に回ってしまいます。はたして百合根は赤城の無実を晴らせるのでしょうか、そして事件の真相は――!?

STは、最初のスペシャルドラマのときから大好きで、連ドラも毎週楽しみに見ておりました。原作とはあれもこれもそれも大きく変わってますが、キャラものとして非常によく出来てて面白いと思うのですこのドラマ。特にSTメンバーの、「全員がそれぞれの分野でトリプルAの能力を持ってるけど、全員がそれぞれの方向で何らかの恐怖症を抱えているため、非常に扱いづらい」という設定が面白い。毎回、百合根警部がオロオロしながらお母さんのように彼らの面倒を見ている様が大好きでした! 百合根警部役の岡田将生くんも赤城さん役の藤原竜也くんももともと大好きな役者さんなんですが、彼らの掛け合いがとにかく楽しくて。
今回の映画は連ドラ最終回からばっちり続いていたわけですが、やっぱり大変面白かったです。とりあえずドラマ見てた人は見るべき! ドラマ見てなかった人は…ええと、STメンバーの能力と性格くらいは把握してから見た方がいいと思うので、映画公式HPとかWikiとかで軽く予習してからの方がいいかもしれません。ドラマありきの作り方なので。

それにしても、ネタバレ回避で感想書くのって意外と難しい…とりあえず見どころは、連ドラ以上にらぶらぶな百合根警部と赤城さんでしょうか(笑)。これ、きっといわゆる腐女子の方々にはたまらないだろうなあと…映画のプログラム(これも作り手の愛にあふれた感じで、読んでて面白かったです。この作品好きな方は買うと良いですよ)に、佐藤東弥監督と脚本家の渡辺雄介さんの対談が載ってるんですが、その中で「役者側から『視聴者の妄想を芝居に反映させた方がいいのか?』と質問されたことがあった」とありまして(笑)。やっぱそういうのって役者さん側でも気にするんですね! でも佐藤監督は「そういうつもりは一切ない」とお答えになったとか。監督の中では、百合根警部と赤城さんは小学四年生くらいの距離感なんだそうですよ。結局子供か!(笑)でも私も、こういう男キャラ同士の関係は大好きです。見ていて本当に楽しい。男女だとこういう雰囲気って作りづらいんですよねー。「SPEC」はこれに似た雰囲気を男女で作っててすごいなと思いましたけど。

あと今回は、赤城vsSTメンバーの知恵比べ的なシーンも見所でしょうか。それと、黒崎さんvs百合根・赤城の戦闘シーンもちらっとあります(そのシーンの直後の百合根警部の言葉が非常に面白い)。窪田正孝くん演じる黒崎さん、かっこいいですよねー! 最終的にはルパン三世の五ェ門的な使い方されてましたけど(笑)。そして、三宅弘城さん演じる山吹さんと黒崎さんが一緒に戦うシーン…三宅さんといえば私の中ではまだ新感線の「シレンとラギ」の虫好きな王様のイメージが残っているもので、ギセン王のハチャメチャな強さをちょっと思い出しました(笑)。ガッキーくんとその他怪獣の方々が大活躍するシーンもありますよ!
そして最終的な結論としては「みーんなキャップがだーい好きー!」(by翠さん)となるところがまた素敵。百合根警部のキャラが皆から愛されるのがすごくよくわかる感じなので、説得力ありますしね。それにしても百合根くん、「作り笑顔がキモい」って言われまくりで面白かったです(笑)。岡田君は本当にお顔が綺麗ですよねえ…「皆既食」観に行けばよかったかも。

とりあえず物語としては終わってしまいましたが、またSTメンバーの物語を見てみたいですね。脚本の方もまだまだ書きたいお話があるみたいですし、続編でもスピンオフでもいいのでまた見られるといいなあ。観に行って良かったです。

ゴーン・ガール。

2015 - 01/04 [Sun] - 00:55

年明けから数日すぎましたが、あけましておめでとうございます。どうか2015年という年が誰にとっても良い年でありますように。悲しいことや辛いことはなるべく少なめに、楽しいことや笑えることがたくさんあるように、そんな風に一年を過ごせたらいいですね。そして今年の目標としましては、引き続き頑張りましょう私ということで。でも体は大切にしたい…健康でいることも重要。毎年同じこと言ってる気もしますけどね。

そして、「正月休みには必ず一回は映画館に行く」というのも、もうずっと前から続けてることだったりいたします。いや、なぜと言われても困るんですが。
というわけで、今年の初映画は「ゴーン・ガール」でした。デヴィッド・フィンチャー監督作品。主演はベン・アフレック。公開前から気になってて、予定があわずにずるずると年明けまできてしまったんですが、これ、すごく面白かった!! ていうか、おっそろしい映画だったー!!
いつもならネタバレしますよと書いてこのまま感想に続くんですが、この映画は一切のネタバレなしで観た方が良いと思います。ちなみに、公式サイトのあらすじはこうなってます↓

〈エイミーに何が起きたのか――結婚5周年の記念日。誰もが羨むような結婚生活を送っていたニックとエイミーの夫婦の日常が破綻する。エイミーが突然姿を消したのだ。リビングには争った跡があり、キッチンからは大量のエイミーの血痕が発見された。警察は他殺と失踪の両方の可能性を探るが、次第にアリバイが不自然な夫のニックへ疑いの目を向けていく。新妻失踪事件によってミズーリ州の田舎町に全米の注目が集まり、暴走するメディアによってカップルの隠された素性が暴かれ、やがて、事件は思いもよらない展開を見せていく。完璧な妻エイミーに一体何が起きたのか…。〉

観ている間の私の脳内での独り言は、大体こんな感じでした↓
「ほほう、素敵な出会い…ラブラブな生活、でもなんだか歪だなあ…うわ、そうきますか。…あ、そうきちゃう? …そう、そうくるのね。…え? …いやいやいや…ぎゃあ、そうくるか! そうですか、そうきちゃいますか!! …あーあ、これでもう…あ、そうなるの? …いやでも、これって……うわあ、そうだよね、やっぱりそうなっちゃいますよねー!! それでそれで? え? うわ、いや…うぎゃーっ…!!」

よくわからないと思いますけど、映画を観た人ならわかってくれると思うんだー!!

まあその、若干無理がないかしらと思うようなところもなくはないんですが、でもとにかく話が面白い。ぐいぐい引き込まれます。役者さんの演技も素晴らしい。ベン・アフレックは勿論ですが、エイミー役のロザムンド・パイクの演技がものすごい。覚えのある名前だなーと思ったら、「007/ダイ・アナザー・デイ」とか「リバティーン」で観たことのある方でした。
いやそれにしても、デヴィッド・フィンチャー監督、恐ろしい映画作るなあ…まあ、そもそも「セブン」とか「ゾディアック」とか撮った方なんですけど。そしてやっぱりこの方の作る映画って、映像が美しい。私、この方の作品の中だとたぶん一番好きなのは「ベンジャミン・バトン」なんですが、あれもすごく美しくて。今回も、はっとするようなシーンが幾つもありました。粉砂糖が降るシーン綺麗だったなあ…そしてその後のキスシーン。惚れ惚れした!

まだ観てない方はぜひ劇場でどうぞ。派手なアクションや映像効果があるわけではないですが(ちょっとショッキングなシーンはありますけど)、映像の美しさ含め、劇場で観た方が良いと思います。ていうか早く観て! でないともったいないから! 面白いからこれ! もうだいぶ上映数減ってると思うので、急いで!

伝説の最期編。

2014 - 10/06 [Mon] - 01:30

「アルジャーノンに花束を」、東京楽日の一歩手前でもう一回観に行ったんですが、ちょっと放心しすぎて感想を書くのを忘れました(笑)。2回めだから大丈夫かなーと思ってたんですが、やっぱりぼろ泣きだったのですよ…特に2幕はもう! チャーリィがお父さんに会いに行くときの、森くん演じる幼いチャーリィの「おとうさん」がものすごい胸にきた…大人になって、しかも賢くなってやってきたチャーリィに付き従う、幼い日のチャーリィ。お父さんが自分に気づかないことにひどいショックを受けているチャーリィの横で、無垢なままにこにこ笑う彼。ああ、思い出しただけでまだ涙出そう。
浦井健治くん演じるチャーリィ・ゴードンは、本当に素晴らしい以外の言葉が出てきませんでした。まだ賢くなる前のチャーリィが、「賢くなったらきっと友達もびっくりするよ」と言われてきゃーって声あげて笑うシーンが、ものすごく愛おしかった…アリスへの恋心を自覚して、初めて「アリス」と彼女のことを呼んで、恥ずかしそうに、でも幸せそうに笑う顔とかも、心の底から愛おしい。知能が上がるほどに低く深くなる歌声には毎回心臓を撃ち抜かれる気分でしたし。この芝居を観に行けて本当に幸せでした。
そういえば今回、同行した友人が一幕終わった後にしみじみと「浦井くんは、すごい人だったんだねえ…」と呟きました。やった、浦井健治布教計画成功です(笑)。

そして、こちらも私にとって愛おしいキャラ達がたくさん。「るろうに剣心 伝説の最期編」、やっと観てきました!
というわけで、感想です。ネタバレしますよー。

前回ラストで浜辺に打ち上げられた剣心を肩に担いでお持ち帰りした謎の男は、剣心の師匠比古清十郎でした。慌てて薫を探しに戻ろうとする剣心に比古は「無駄だ」と言い放ちます。「お前は3日間眠っていた。3日海にいれば、命はない」と。放心する剣心。けれど彼にはまだやらねばならないことがありました。せっかく明るい未来へと歩き始めたこの国を守るためにも、志々雄を倒さなければ。剣心は比古に飛天御剣流の奥義を教えてくれと頼みます。意外にも比古はあっさりと「いいだろう」と言いますが、その後の稽古では木の枝一本で比古は剣心を叩きのめします。「今のお前に何が欠けているか考えてみろ」比古は言います。「それがわからなければ、奥義の代わりに引導を渡してやる」一晩一睡もせずに考えた剣心は、しかし答えを得られぬまま比古の前に立ちます。真剣で容赦なく斬りかかってくる比古。剣心は死の恐怖を覚えます。が、その恐怖の先に、「生きなければ」という想いが宿ります。「俺は死ぬわけにはいかない!」その想いこそ、これまでの剣心に欠けていたもの。自分の命と引き換えに誰かを守ったところで、その誰かは必ず傷つくのです。誰かを守りたいなら、己自身も死んではいけないのです。比古についに奥義を授けてもらった剣心は、志々雄との戦いに向かいます。が、その頃、志々雄は明治政府に対し、恐ろしい要求をつきつけていました。剣心を探しだし、民衆の前で維新政府がかつて人斬り抜刀斎にやらせた殺人の罪を明るみにし、その後処刑しろというのです…――。

いやー、師匠、思いのほか出番ありましたね! 福山雅治ファンとしては、冒頭、幼い日の剣心に屍の山の向こうから近づいてくる師匠の姿を見ただけでもう「きゃー!!」という感じでした(笑)。ああ、あの屍の中に、私もエキストラとして紛れ込みたい…くわっと目を見開いたまま死んだという設定でぜひ。まばたきなんぞ絶対しない!!
それにしても師匠、ドSでしたね! 剣心に対する容赦ない打ち込み! 魂ラジ国民なもので、以前ラジオで福山さんが冗談で言っていた「痛いよう、やめてよう、師匠…!!」が何度か頭をよぎりかけました(笑)。そして、「これがナミブ砂漠でちっこい棒っきれを手にスタッフさんと練習した殺陣の成果か…!」と打ち震えました。まさかここまでの殺陣を見られるとは! しかもなんか飛んでた! ブルース・リーの真似もあった! 押し倒された側から見上げるアングル、迫力ありましたねー。大友監督がゲストで魂ラジに来たときに「怖い福山雅治が見たかった」と仰ってましたが、確かに怖かった! 剣心の師匠であるという説得力がものすごくありました。もう師匠、こんなに強いなら師匠が志々雄様と戦いに行けばいいじゃん!!(笑) でも、師匠は師匠ですごく重たいものを背負ってる感があって、剣心に向かって「明治という時代は甘くはない」と言い放つ様がなんだかもう…大友監督、これが龍馬さんの面影ですか!(笑) 剣心を送り出すときの「死ぬなよ」と言った後の背中がちょっと寂しげなのも良かったですね。はまり役でした、本当に!

佐藤健くん演じる剣心も、愛しい人ですよね。ぼろぼろに傷ついて、それでも守りたい人達のために前に進もうとする。ビジュアルから何から原作そのままの剣心。神谷道場で警官に取り囲まれるシーンで、すーっと流れるように動いて警官達をかわしていく様が、格の違いを見せつけるようですごかった! 
師匠が剣心に言う「誰かを守りたいなら、自分も死んではいけない」というのが、すとんと納得できて胸にきました。ヒーローというのはとかく自己犠牲に走りがちですけど、残される側からしたら確かにたまったものじゃないですよね。恵が剣心に向かって言う「必ず生きて帰りなさい。生きてさえいれば、治してあげられるから」という言葉もいい。生きようという意思がなければ帰ってこられない戦場にこれから向かう人に、これ以上の言葉はないと思います。
煉獄に乗り込んでからの畳み掛けるような戦闘シーンの連続は、もう息を呑むばかり。カメラさんも役者さんの後について走ってたそうですが、神木隆之介くん演じる瀬田宗次郎が船の梁みたいなところをだーっと走って飛び降りてくるところの映像、すごいですよね! 宗次郎、やっぱり好きだなあ…志々雄が言う弱肉強食の教えだけを信じて生きてきた彼が、その教えを打ち壊されてパニックに陥る様の演技、素晴らしかった。そして、宗次郎に向かって「一度や二度の戦いでわかるくらいなら、誰も人生を間違ったりしない」と言い残す剣心が、すごく大きくて。対宗次郎戦、短かったですけど、映像といい演技といい、大好きです。

対志々雄戦は、これぞ「ジャンプマンガの王道!」という感じでしたね! 剣心が吹っ飛ばされて、もう駄目かと思ったところに斉藤一が来て、左之が来て、蒼紫様も来てくれて! かつての敵と一緒になって、強大な敵と戦う!! 蒼紫様ったら怪我治るの早かったねとか、斉藤さんいつ着替えたのとか、そんなのもうどーだっていいんです!(笑) だって誰もが見たかったこの展開!! 一人が吹っ飛ばされればまた別の誰かが立ち上がり、また倒されればまた別の誰かが向かっていく、この熱い展開が良いのです!! 繰り出される斉藤の牙突、蒼紫の小太刀二刀流、左之の拳! ていうか、刀持ってる相手に対して一人だけ拳で向かっていく左之が馬鹿全開で愛しい(笑)。 志々雄様も、左之相手のときは刀を使わないのが意外と優しい(笑)。志々雄様、ぶわっと炎を放つ様がなんだかゲームのキャラのようでしたが、炎と刀による殺陣シーンが思いのほか美しくて見惚れました。るろ剣映画は三作とも殺陣シーンがものすごく画として美しくて素晴らしいですね。無限刃を手に「まだ終わっちゃいない」と言う志々雄様と、逆刃刀を手に「もう終わったんだ」と言う剣心の対比も、すごく良かったです。それにしても、今までアニメでしか観られなかったレベルのものが実写で観られるって、なんて幸せなことなんでしょうね。マンガの実写化って、どうしても描写が軽かったり薄っぺらくなったりしちゃうものですが、この映画は本当にきちんと重みや厚みがあって、これまでのものとは全く違う感じが1作目からしていて。それだけお金もかかっているのでしょうけど、監督さんやスタッフさんや役者さんの気合が隅々まで満ちてる感じがしていて大好きです。すごい映画を作ってくれましたよねー!

どこまでを脇キャラと呼べばいいのかわかりませんが、脇キャラの皆様もそれぞれに皆愛しい人たちばかりで。操ちゃんの可愛らしさと凛々しさ、翁の存在感、出番はだいぶ少なかったですけど薫の芯の強さと優しさ、恵の背筋の伸びた立ち姿、由美の美しさと愛、もう何もかもが大好きだった原作のまま。滝藤賢一さん演じる佐渡島方治の変態っぷりはちょっと原作を上回ってた気もしますが(笑)。ああ、すごい満足感。早くDVDが欲しい、メイキングからコメンタリーまで全力で楽しみ尽くすタイプですよ私は!(笑)蒼紫様の扱いだけ若干残念な気もしますが、御庭番編と京都編を混ぜてる以上、これしか料理の仕方はないですよね。今年の実写邦画ナンバー1の興行成績だそうですが、さもありなん。素晴らしかったです。

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プロフィール

水瀬桂子

Author:水瀬桂子
水瀬桂子。
1月21日生まれ。水瓶座のO型。
趣味は観劇、映画鑑賞、読書。旅に出るのも好きです。
おいしいものを食べて、素敵な物語に接していられれば、この上なく幸せです。
三笠書房f-Clan文庫さんより、『妓楼には鍵の姫が住まう-死人視の男-』『妓楼には鍵の姫が住まう-黄泉がえりの人形-』が発売中です。

なお、「水瀬桂子」は「渡瀬桂子」と同一人物です。渡瀬桂子名義の近刊に『少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法』『ある日、月の夜に。-わがままな魔女と人狼の騎士-』(ともに一迅社文庫アイリスさんより)があります。水瀬名義は、f-Clan文庫さんが初めてです。こちらは、より趣味っぽい感じのもの用になりそうな予感…。

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