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ラブソングの帝王。

2015 - 08/11 [Tue] - 01:14

毎日毎日本当に暑いですね!! でもそんな中、行ってきました野外ライブに! かっこよくて可愛くて面白くて声が素敵で歌が上手くてギターも上手いラジオ国の国王を観るために!! そう、『福山☆夏の大創業祭2015』! 
そういえば写真撮るのをすっかり忘れてましたが、日産スタジアムでした。初めて行きましたが、でかい! 広い! なのに、そんなでかくて広いところに人がみっちり! なんと1日で7万人動員だそうですよ。私が行ったのは横浜最終日でしたが、さすが7万人、行きの横浜線が死にそうなことになってました…ぎゅうぎゅう。しかも、ほとんどの皆様が同じ目的地ですでに大はしゃぎだったせいか、車内でかなり大きな声でお話になる…いやあの、中には別の目的地の方もいらっしゃったかと思うので、もう少し車内マナーにご配慮を…と思ったりもしましたよ。相変わらずぼっち参加な者の僻みかもしれませんが。どーしてこれだけ国民的大スターだというのに、私の周りにはラジオ聴いたりライブに行ったりするほどの福山雅治ファンがいないのか!! 割と本気で不思議な気分…皆、「あ、福山雅治好きなの? かっこいいよね!」とは言ってくれるんですけどね…。

ライブ開始の1時間くらい前に日産スタジアムに着きまして、フードもグッズも気にはなったんですがあんまり時間がなかったので諦めて、会場内でTalkingF.Mが流れてるのを聴きながら開始を待ちました。北スタンド席、ステージの真正面でした。幸いなことに日陰でした! 相変わらず客層は実に幅広く、よちよち歩きの幼子とそのお母さんとさらにそのお母さんといった組み合わせなんかも。そして男性のお客さんも本当に多い。さすが男性限定ライブであれだけの人数を動員した御方です(笑)。実に真面目そうな方から実に元気そうなギャルまで、なんかもうありとあらゆる層の人がそろってるんじゃないかと思えるほどでした。国作れますよこれ。
スタジアムの上の空は綺麗な青で、雲は白くて、夏だなという感じでした。でも不思議に風が気持ちいい。うん、野外ライブもいいですね。途中、ぱたぱたとコウモリが一羽スタジアム内を飛んでましたけど。
そして始まったライブ!! やーもー本当にかっこいいー!! ステージまで遠かったけど、手乗りどころか指乗りサイズといってもお釣りがくるくらいだったけど、大丈夫でっかいスクリーンがあの御方のアップを届けてくれました(笑)。でもやっぱり遠いなあと思ってたら、アリーナ席をぐるっと取り囲む通路を歌いながらめぐって会場中にサービス! 私の真正面の辺りで止まったと思ったら、なんとそこでぐいーんと櫓的に小ステージがせりあがる!! おお、ちょっと近くなりましたよ表情が十分視認できますよ! 「Peach!」の尻ヅラもひさしぶりに登場でしたね、お尻には「安心してください、穿いてますよ」の文字が(笑)。そしてTバックの布をめくると「祝25周年」の文字と福山さんの笑顔がお尻の割れ目に(笑)!! 始めの方の演出で、赤白青黄の風船がぶわあっと大量に空に放たれるというのがあったんですが、微妙な螺旋を描いて昇っていく風船がとても綺麗でした。ちょっとDNAみたいにも見えました(笑)。
新曲で始まり、懐かしい歌も今度出るCD収録の新曲もたくさん歌ってくださいました。私が行ったのは8月9日で、ちょうど長崎に原爆が落ちた日だったので、「クスノキ」がいつも以上に胸にきましたね。夏歌セレクションも素敵でした。「蜜柑色の夏休み」が大好きなんですよ、まんまるねこが待ってるおばあちゃんの家に行く福山少年の歌。ラブソングセレクションも素敵でしたね、昔はラブソングなんて作ったことなかったそうですが、福山さんのラブソングってすごく好き。割と女の人目線の歌も多いですよね、「squall」とかとても好きですよ。「最愛」も切なくて大好きなので、今回聴けて嬉しかった!! あと、「幸福論」! 私、福山さんの歌でベスト10作れと言われたらたぶんこの歌をかなりの上位に入れてしまう気がする…実はかなりシビアなことを歌ってるようにも聴こえる、でも何気ない幸せについて肩に力を入れずに歌ってるこの歌が、本当に本当に好きなんです。後半畳み掛けるように続いた熱い系の歌では、タオルぶんぶん振り回してきました(笑)。「RED×BLUE」大好きだなあ! 新曲の「ステージの魔物」も大好きだなあ! うん、なんかもう全部大好きだなあ!!(笑)
 
デビュー25周年ということで、これまでのことを振り返る映像が流れたりもしました。初期の頃のライブ映像で楽しそうに手を振る福山さん、「CDは売れなかったけど」「でもライブをやる度にお客さんが増えて」「CDは全然売れなかったけど」「でもこのままライブを続ければいつか武道館に立てるんじゃないかと思って」という言葉がなんだか胸に沁みました。本当に何度も「売れなかった」という文字が映し出されたんですが、それでもずっと走り続けて、途中ちょっとお休みもしたけどその期間のことも全部糧にして、そうして今の福山さんがいるんだなあと。そして「今では46歳にしてJ-POP界のラブソングの帝王と呼ばれる身に」(笑)。自分で言うところが素敵です福山さん(笑)。あと、「デビューしたころの写真は笑顔のものがないけれど、今では皆のおかげでこんなに笑顔になれました」という言葉にちょっと泣きそうになりましたよ。たくさんのファンの人達の笑顔の写真を貼り合わせて大きな福山さんの笑顔を作ったあの写真、とても素敵でした。

「これまでの25年ありがとうございました。どうぞこれからの25年もよろしくお願いいたします」という冗談交じりのご挨拶がありましたが、これからの25年くらい全然余裕だと思います! むしろこちらこそ、これからもよろしくお願いいたしますという気分でした!

趣味の部屋!!

2015 - 03/13 [Fri] - 01:12

「趣味の部屋」を観てきました。パルコ劇場にて。脚本が「キサラギ」「ゴンゾウ」「リーガルハイ」「幻蝶」の古沢良太さん、演出は行定勲さん、出演は中井貴一さん、白井晃さん、川平慈英さん、戸次重幸さん、原幹恵さん。初演時にものすごく観に行きたかったんですが、チケットがとれず、今回の再演でやっと観ることができました。やっぱりものすごく面白かったー!! もうこれ、観なきゃ損ですよ絶対!! ジャンルとしてはサスペンスコメディに当たるんだと思うんですが、もう何もかも完成度が高すぎる! とにかく笑えて、何度もびっくりして、ちょっとしんみりもして、でもオチに「ええっ」となり、さらに大オチで「うぎゃっ」となる! エンターテイメントとしてこれ以上のものはないかもしれないというくらいの作品でした。しかも今回、なんと前から2列め(Y列だったのできっとものすごく後ろだろうと思ってたら、そういえばパルコ劇場って最前列がX列でしたね。X,Y,ZときてA列になるという)だったので、役者さんの表情もばっちり! 下手の端の席で、舞台セットの安楽椅子の目の前! 中井さんの例の殺陣のシーンも、川平さんががじがじ爪を噛む様も、それはもうよく見えました。すごかった!
いつもならネタバレしながら感想を書くんですが、この芝居は本当に一切のネタバレなしで観た方がよいと思うのですよ。再演とはいえ、まだこれから観る方も多いでしょうし、極力ネタバレしない方向で書いてみようかと思います。

とあるマンションの一室に、それはある。幼い頃作った秘密基地と同じ、彼らだけの楽園。彼らはそこにお気に入りのものを持ち込み、好きなことに熱中する。ある者は料理にいそしみ、ある者は古書を読み耽り、ある者は連邦軍の衣装をまとってガンダムのプラモデルを作り、ある者はジグソーパズルに挑んでいる。そこは「趣味の部屋」。男達が、自分の趣味に没頭するために共同で借りた部屋。部屋の掟は二つ。「部屋の存在を秘密にすること」「女を連れ込まないこと」――彼らはそこで今日も己の趣味に没頭している。
けれどそんな楽園に、ある日事件が起こる。二週間前から行方不明になっている男について、巡査を名乗る女が聞き込みに来たのだ。その男もまた、この部屋の一員だった。部屋の中をあちこち嗅ぎ回った末に、女は、厳重に鍵のかけられた巨大な冷凍庫と冷蔵庫に目をつける。その所有者である男は、頑なにその中を見せようとしない。「まさか、行方不明になった男は、殺されてこの中にいるのでは?」「いや、殺したのはあいつじゃないか?」「いいや、あいつだ。だってあいつには、殺す理由がある!」次々と湧き上がる疑念、次々と暴かれていく男達の思惑、行方不明になった男が残した亀の甲羅に刻まれた二つのアルファベットはダイイングメッセージならぬカメイングメッセージなのか! やがて明らかになるとある女性の不審死の真相は!? はたして「趣味の部屋」とは何なのか……――。

やっぱり古沢さんの脚本は面白いですね! そして役者さんが全員芸達者! 構造的には「キサラギ」と似ていて、とある不審死の真相をめぐって一つの疑いが生まれては一つの真実が明らかになり、というのを繰り返しながらどんどんテンションをあげていく感じなのですが、二転三転する話に思いっきり振り回されてきました。それがまたとてつもなく気持ちいいという(笑)。
中井貴一さんはやっぱりものすごい役者さんですねえ…ドラマで映画で何度も見てるのでそんなことはとっくに知っていたんですが、舞台で間近で演技を観るともう本当にすごすぎて! 温厚で料理好きで真面目なお医者さんという役なんですが、中井さんってコメディ俳優としても本当に素晴らしい方ですよね(笑)。かと思えばものすごく恐ろしい笑い方をしてみせたり、若い女の子の真似を全力で(しかも結構長く)やってみせたり。頬をふくらませて斜めに見上げる可愛い子ちゃん演技が死ぬほど面白かったです! 伏線となる台詞のひっかかりも、「ん?」と観客に思わせつつ、わざとらしくない範囲でおさめてて、うわあ上手いなあと。力の抜けた感じの話し方から狂気に走った笑い、しんみりと泣かせる語りにぞっとするような独白と、もう中井さんの演技力をこれでもかと味わえる舞台でした。すごかった!!
白井晃さんはいつ観てもチャーミングで素敵な方ですよね。演技にも台詞にも説得力があって、この方も素晴らしい役者さん。今回はガンダムオタクという設定だったので、ことあるごとにガンダムの名台詞を吐くのが面白くて面白くて(笑)。ブライトさんの物真似がたまらなかったです(笑)。部屋の一角に並べられたガンプラは彼の作ったものということになっているんですが、このガンプラもいい仕事してましたね! 人物関係の説明の際に必ずのように使用され、皆がガンダムだのザクだのズコックだのガンタンクだのを手に取って歩き回る度に白井さんがはらはらした顔でそれを追ったり、「いや、ガンタンクの機動力ではガンダムにはついていけない!」とかどうでもいいツッコミをいれたりするという(笑)。亡くなった女性の化身であるかのように、何かというと白く淡い照明で浮かび上がるガンダムの姿が忘れられません(笑)。全般的に照明さんが素晴らしく良いお仕事してる舞台でもありましたね!
川平慈英さんは、古書好きでちょっと嫌味な感じの男性役。川平さんというとなんとなく「ひたすら陽気な人」というイメージだったんですが、陰湿な男の演技がびっくりするくらいはまってて怖かった! あと、踊る人だからでしょうか、やっぱりこの方はちょっとした立ち姿がとてもかっこいいですね。今回はスキップくらいで踊らないんですが、身のこなしがさすが軽やか! そして彼がガンダムを握りしめて涙ながらに自分の想いを語るシーンがとても面白かったです(笑)。
戸次さんもドラマでよく見る方ですが、生で観たのは今回が初めて。おおお、テレビで見るよりずっとイケメン! 唯一これといった趣味がない男の役で、ありとあらゆる趣味にチャレンジしてははまれなかったという設定でしたが、あの鼻リコーダーは実際に吹いていたのでしょうか…鼻の穴に一本ずつリコーダー突っ込んでハレルヤとか吹いてましたけど、本当にやってたならちょっとすごくないですか? 戸次さんは役どころが「お馬鹿さん」だったんですが、この方も本当に面白かった…三歩前の場所でものすごいシリアス展開が起きてるのに状況に全然ついていけなくて一人首をひねってたりするんです(笑)。ガンプラを握りしめて説明を始めてもやっぱり混乱しちゃうんです(笑)。でも、彼がジグソーパズルを完成させるシーンはなかなか感動的でしたね。それまでの展開を忘れて割と本気でしんみりしましたよ私。
原幹恵さんは、魂ラジ国民としては荘口さんが毎年やってた「今年はこの娘を抱け」のグラビアカレンダーコーナーでよく紹介されてた方だなという意識がどうしても最初にきてしまいまして(笑)。うん、素晴らしい胸でした!! 美人さんですよね、そんな方が巡査の格好して拳銃片手に片膝上げてポーズとかとってくれるんですよ、その後はだいぶ開放的な格好になって、最終的にはセイラさんのコスプレですよ!! 何かこうお芝居の本筋とはやや違う方向で眼福でしたが、この方の役所がこのお芝居における肝心要の部分でもありました。原さんが携帯取り出して電話し始めた瞬間、「ええっ!?」って本気で驚きましたよ私。

本当に、まだ3月だというのに、今年観たストレートプレイの中では一位かもしれません。脚本もいい、役者もいい、舞台セットも照明も素敵、音楽もお洒落、何より舞台として本当に面白い! 舞台の面白さってやっぱり映画やドラマとは違ってて、舞台だからこそ許されるある程度のハチャメチャ感ってあると思うんです。そのハチャメチャ感を存分に使って、観客を思う様振り回して、笑わせて、泣かせて、ぞっとさせて、驚かせて、極上の時間を過ごさせてくれる。ああ、本当に大好き。また再演してくれるなら絶対観に行きます!! まだ観てない方はぜひ!! ぜひ観てください!!

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プロフィール

水瀬桂子

Author:水瀬桂子
水瀬桂子。
1月21日生まれ。水瓶座のO型。
趣味は観劇、映画鑑賞、読書。旅に出るのも好きです。
おいしいものを食べて、素敵な物語に接していられれば、この上なく幸せです。
三笠書房f-Clan文庫さんより、『妓楼には鍵の姫が住まう-死人視の男-』『妓楼には鍵の姫が住まう-黄泉がえりの人形-』が発売中です。

なお、「水瀬桂子」は「渡瀬桂子」と同一人物です。渡瀬桂子名義の近刊に『少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法』『ある日、月の夜に。-わがままな魔女と人狼の騎士-』(ともに一迅社文庫アイリスさんより)があります。水瀬名義は、f-Clan文庫さんが初めてです。こちらは、より趣味っぽい感じのもの用になりそうな予感…。

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